【海外で「抹茶」が大ブーム!】1週間、コーヒーの代わりに抹茶を飲んだイギリス人に起こった変化とは?その健康効果に注目が集まる
米国で一大ブームを巻き起こしている抹茶パウダー。今年初めに米国のカフェBlank Street Coffee(ブランクストリートコーヒー)が発売した“ブルーベリー抹茶”というドリンクで人気に火が付き、ラテやホットチョコレート、スムージー、さらにはアイスクリームやケーキ、ヨーグルトバークなどのデザートにも使われ始めた。 【写真】カロリーには注意が必要!? 1週間飲み続けた抹茶の飲み物 でも、抹茶は朝のコーヒー代わりになるのだろうか? そして、数あるカフェイン飲料の中でも抹茶は、ヘルシーなオプションと言えるのだろうか? それを自分で確かめるため、1週間、毎朝のコーヒーを抹茶に代えてみることにした。 ※この記事はイギリス版ウィメンズへルスからの翻訳をもとに、日本版ウィメンズヘルスが編集して掲載しています。
抹茶はコーヒーよりもヘルシー?
抹茶にはコーヒーより優れている点がいくつかある。まず、抹茶なら、カフェインに敏感な人でも神経過敏になったり不安になったりすることなく飲める。 「普段からカフェインに強い反応を示す人は、抹茶に代えると、その反応が和らぐかもしれません」とメドリン氏。抹茶を飲めば「カフェインを摂取することになりますが、その影響がL-テアニンによって中和されるので、コーヒーを飲んだときより穏やかにカフェインの効果が現れます」 栄養の観点から見ると、コーヒーの代わりに抹茶を飲むメリットはこのくらい。「コーヒーにも抹茶と同じように抗酸化物質が含まれていますし、気分を高めて、意識をハッキリさせるという点ではどちらも同じです」 ただし、抹茶を甘くするときはカロリーの含有量に注意して。「クリームや高脂肪乳を入れたラテを飲むときと同じように、抹茶を飲むときもカロリーに注意してください」とメドリン氏。
コーヒーを抹茶に代えて分かった5つのこと
1.ストレスレベルが低下した 朝からピリピリしている理由がコーヒーにあるなんて考えたこともなかったけれど、抹茶に代えたら、1日をリラックスした気分で始められるようになった。 確かに抹茶は、カフェインの効果がゆっくり現れることで知られている。でも、コーヒーの代わりに抹茶を飲むだけで、こんなに気分が落ち着くとは思わなかった。 2.活力が持続する 私はもともと1日に何杯もコーヒーが必要なタイプじゃない。朝9時~10時の間に1杯飲めば、ランチのことを考え始める正午まで元気でいられる。でも、抹茶に切り替えてからは、午後に甘いドリンクや2杯目のコーヒーを飲まなくても、活力が1日中持続することに気付いた。 3.すぐに力が湧いてくるわけじゃない 抹茶に切り替えたことの最大の利点の1つは、コーヒーを飲んだときにある不安を感じなくなったこと。でも、抹茶からはコーヒーと同じような覚醒作用が得られなかった。コーヒーを飲むとエネルギーが速攻で湧いてきて、すぐに仕事を始めたくなるけれど、抹茶ではエネルギーの持続時間が延びた反面、エンジンをかけるのに時間がかかった。 これは、長い間コーヒーを飲んできたせいで私の体がコーヒー=エネルギーと認識しており、抹茶もエネルギー源であることにまだ気付いていないからかもしれないし、単純にコーヒーのほうが速効性が高いからかもしれない。 4. 味に慣れるのには時間がかかる 抹茶とコーヒーは飲み心地が全然違う。抹茶は粉末なので、カップの底に近づくにつれ、どうしてもザザラしてくる。その感覚に耐えられず、最後の1cmを流してしまうことも多かった。味は緑茶に似ているけれど、抹茶のほうが濃くて苦い。 5.甘味料を入れたほうが飲みやすい 私にはまだ、甘味料を加えないと抹茶が美味しいと思えない。あの自然臭さを中和する何かが必要。最初のうちは少量のハチミツを混ぜていたけれど、一度自家製のブルーベリーシロップを作って、自分が好きなカフェの抹茶ドリンクを真似してみることにした。自家製といっても作り方は簡単で、冷凍のブルーベリー、砂糖、水、抹茶パウダーを混ぜるだけ。 そうすることで、フラットホワイトを飲んでいたときより砂糖とカロリーの摂取量が増えることには当然気付いていたけれど…。