MISAKIが“修斗からの刺客”中村未来を打撃で圧倒し判定勝ち【SB】
シュートボクシング(SB)の後楽園ホールで開催されるシリーズの第3戦「SHOOT BOXING 2022 act.3」(6月26日、東京・後楽園ホール)でSB日本女子アトム級王者のMISAKI(TEAM FOREST)が王座戴冠後の初戦で修斗を主戦場に戦う中村未来(マルスジム)と対戦し3-0の判定で勝利を収めた。 中村は“北のストライカー”の異名を持つファイター。2021年には現在、ONEで活躍する平田樹と「Road to ONE」対戦し敗れたものの、得意の打撃で平田を苦しめ「Next Young Guns Award」を受賞している。 試合は1R、MISAKIが序盤から積極的にパンチで仕掛ける。中村はカウンターの左ストレートを狙う。距離が詰まると組み付いて投げを狙うが、MISAKIは許さず。MISAKIが打撃で優勢も、中村もクリーンヒットは許さず。
2R、MISAKIが回転の速い打撃で攻め込む。中村はパンチから組み付くが、それ以上の攻撃には至らず。MISAKIはインロー、左フック、左ハイと多彩な攻撃。徐々に的確さを増していくが、頑丈な中村は食らいながらも組み付き、終了間際に首投げも不完全でシュートポイントとはならず。 3R、MISAKIが序盤から徹底的にパンチの連打と蹴りで前に出る。中村は食らいながらも組み付き、投げを狙う。中村は随所でバックスピン、前蹴りを繰り出すが単発。MISAKIの勢いを止められない。MISAKIのパンチの連打をしのいだ中村は首投げを狙うがロープ際で投げられず。MISAKIはワンツーから左ミドル。終盤、ラッシュをかけたMISAKIは右ストレートから連打で追う。中村は下がって距離を取るがMISAKIは追いかけると右フックでついにダウンを奪う。すぐに立ち上がった中村は反撃を狙うがゴング。 打撃で終始、主導権を握ったMISAKIが3-0の判定で勝利を収めた。