「歯切れの良い語り口」の小倉智昭さん死去…笠井信輔さん「実は優しく面倒見の良い人だった」
歯切れの良い語り口で、フジテレビ系の朝の情報番組「とくダネ!」などで活躍したフリーアナウンサーの小倉智昭(おぐら・ともあき)さんが9日、膀胱(ぼうこう)がんで死去した。77歳だった。葬儀は近親者で行う。 【写真特集】亡くなられた方々 追悼2024年
秋田県出身。独協大学卒業後、1971年に東京12チャンネル(現テレビ東京)にアナウンサーとして入社。76年にフリーとなり、83年に始まったTBS系のクイズ番組「世界まるごとHOWマッチ」のナレーションが人気となった。文化放送のラジオ番組でも長く活躍し、フジ系の情報番組「どうーなってるの?!」も担当。99年開始の「とくダネ!」では歯に衣(きぬ)着せぬ物言いで支持された。
2016年に膀胱がんの手術を受け、18年には膀胱の全摘出手術を受けた。21年にがんが肺に転移したことを公表し、治療を続けていた。
「とくダネ!」で共演したフリーアナウンサーの笠井信輔さん(61)は、「スタジオを戦場と考えていた。厳しい言葉を発信する一方で、実は優しく、面倒見の良い人だった」と悼んだ。