病気が進行するにつれて『肌が黄色』に。その後…”余命2ヶ月”を宣告されたが「私は自分が難病だって知っていたから、できるときにやりたいことをした」挑戦を続ける姿に迫る
移植で助かる命があることを知ってほしい
そらりんさんは、さまざまなSNSに自身のことを発信しています。 TikTokは寝たきりの状態のときに腹水や黄疸の変化を記録するために開設、Instagramでは自分の記録用として日記を記しました。 「SNSには移植に関しての情報が少なかったので、同じような状況の人の役に立てれば…」という思いが発信していくきっかけとなりました。 移植ということに関して「さまざまな意見があるかとは思いますが、間違った情報も多く流れています」といいます。そこで、そらりんさんは「正しい情報を多くの方に知ってもらい、移植で助かる命があると知ってもらいたい」と、今後伝えていきたいことについて話していました。 また、もともとデザインや物作りが好きだったそらりんさんは、目に見えない障がいを持っている方へのグッズを製作して販売しています。 缶バッジやキーホルダー、ステッカーなどがあり「ヘルプマークと併用して使えるものがあれば…」という思いが込められています。 ※ヘルプマーク…義足や人工関節を使用している方、内部障害や難病の方、または妊娠初期の方など、外見からは分からなくても援助や配慮を必要としている方々が、周囲の方に配慮を必要としていることを知らせることで、援助を得やすくなるよう、作成したマークです。 そらりんさんの今後の目標は、SNSを継続していくこと。移植後は、働くようになったため頻繁にはアップできませんが、多くの人から「参考になった。投稿を見て移植を頑張れた」と言ってもらえたので、今後も継続して発信していきたいと語っていました。 移植手術をして回復し、余命宣告を受けた日から3年が経ったそらりんさん。さまざまなことに挑戦しながらも「今を大切にし、今を大切に生きたい」と一つひとつのことを充分に楽しみ、そのときの思いを嚙みしめている様子が伝わってきます。 当たり前にくる毎日は決して当たり前ではなく、健康に生きていられること、食事ができること、暑さや寒さを感じられることなど、小さなことでも感謝し、その一瞬を大切にしたいと改めて考えるきっかけとなりました。そらりんさんの投稿から、そう感じた方も多いのではないでしょうか。
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