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ホットドッグ84本が10分間で食べられる人類の限界 論文

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The Guardian

【記者:Hannah Devlin】  かつては人類が陸上競技で1マイル(1609メートル)を4分で走り、フルマラソンを2時間で完走するのは不可能と考えられていたが、エリート選手らはその壁を打ち破ってきた。ホットドッグ早食い競争の世界では、科学的な分析の結果、10分間で食べられる人類の限界は、理論上、現在の記録のあと9本となる84本だとする論文が発表された。現在の世界記録は、米国人の「ジョーズ」こと、ジョーイ・チェスナットさんが今月上旬に打ち立てた75本だ。  米ノースカロライナ州にあるハイ・ポイント大学のスポーツ医学専門家ジェームズ・スモリガ氏は、科学的な分析を行った論文を発表し、10分間でホットドッグ84本を食べるのは「ウサイン・ボルト級のパフォーマンスとして考えられる限りの最高限度」だと表現している。  同氏は、ニューヨーク州コニーアイランドで毎年行われている「ネイサンズ・フェイマス・ホットドッグ早食い選手権」における39年の競技履歴データを基に、数学的モデリングでパフォーマンスの傾向を推定する最新のスポーツ科学理論を組み合わせて分析した。大会主催者のファストフード・チェーン、ネイサンズ・フェイマスは、創業した104年前からホットドッグの中身とサイズを変えておらず、そのため、違う年の大会参加者同士を比較できる。  短距離競走から棒高跳びに至るエリート・スポーツにおける「改善曲線」は、いわゆるS字曲線を描く傾向があり、最初はゆっくりと安定した上昇を示し、急激な改善期を経て最終的には横ばいになる。「ホットドッグの早食いは間違いなく、この二つ目の停滞期に入っている」とスモリガ氏は指摘している。  理論上の上限値である84本は、前述のデータに曲線を合わせたところから算出した。また、パフォーマンスが曲線の中で特定の許容誤差内にある、外れ値の可能性も考慮したという。  ネイサンズ選手権の初期の勝者は種々雑多な人々で、スモリガ氏によると、勝ったのは主に、大会当日に一か八かで勝負した「大柄で肥満の男性たち」だった。1984年、選手権で優勝したのは、体重59キロ弱の17歳のビルギット・フェルデンさんだ。柔道の西ドイツ代表選手で、同選手権までホットドッグを一度も食べたことがなかったにもかかわらず、このとき9本半を食べた。

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