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まったく新しい“バットマン”の全貌は?『THE BATMAN』についてわかっている4つのこと

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MOVIE WALKER PRESS

昨年誕生から80周年のメモリアルイヤーを迎えた、DCコミックスを代表する人気ヒーロー「バットマン」。ティム・バートン監督が手掛けたシリーズや、クリストファー・ノーラン監督の「ダークナイト」3部作など、これまで幾度となく映像化されてきたバットマンの物語を、『クローバーフィールド/HAKAISHA』(08)やリブート版「猿の惑星」シリーズのマット・リーヴス監督が映画化する『THE BATMAN』が2021年に全米公開される。 【写真を見る】新たなバットモービルのビジュアルが公開!謎に包まれたストーリーのヒントに? 数年前から企画が進行しはじめ、昨年秋頃からキャスト情報が明らかになるなど徐々に形が見えはじめてきた本作。そこで本稿では、映画批評を集積・集計するサイト「ロッテン・トマト」で掲載された「EVERYTHING KNOW ABOUT THE BATMAN」を参考に、いま現在明らかになっている情報を整理していきたい。 ■ 元々はベン・アフレックが監督を務めるはずだった 企画が動き始めた当初は、DCエクステンデッド・ユニバース(DCEU)の一環として『バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生』(16)や『ジャスティス・リーグ』(17) でバットマンを演じたベン・アフレックが監督・脚本・主演を務めるという方向性で進められた本プロジェクト。悪役となる予定だったデス・ストローク役を演じるジョー・マンガニエロと衣装合わせも行われていたとのことで、後々の作品に備えるようにマンガニエロは『ジャスティス・リーグ』にも登場する。 しかし『ジャスティス・リーグ』の公開前にアフレックが監督から降板し、リーヴス監督が新たに就任することが発表される。その時点ではまだアフレックが主演を務めることになっており、またリーヴス監督自身も本作がDCEUのひとつに含まれることを示唆(「含まれない」とした発言を撤回)していたが、結局アフレックは個人的な問題を理由に完全に離脱。そしてDCEUの流れを汲まない独立した作品として、バットマンことブルース・ウェインの若き日の物語にフォーカスを当てるというリーヴス監督のビジョンが貫かれることになるのだ。 ■ 新たなバットマン役はロバート・パティンソン 昨年5月に、正式にブルース・ウェイン/バットマン役としてロバート・パティンソンが就任したことが明らかにされた。『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』(05)で注目を集め、世界中で大ヒットを記録した「トワイライト」シリーズでスターダムにのぼり詰めたパティンソン。近年ではデヴィッド・クローネンバーグ監督やクレール・ドゥニ監督、ジョシュア&ベン・サフディ監督の作品などで演技派としてのポテンシャルを開眼させ、昨年のNetflix映画『キング』では高評価を獲得。ノーラン監督の新作『TENET テネット』も控えるなど、すっかり若手スターから中堅へと成長を遂げた。 それに続くように、秋ごろから次々と新キャストの情報が明らかになっていく。セリーナ・カイル/キャットウーマン役には「ファンタスティック・ビースト」シリーズのゾーイ・クラヴィッツ、リドラーことエドワード・ナッシュトン役に『リトル・ミス・サンシャイン』(06)のポール・ダノ、ペンギンことオズワルド・コブルポット役にコリン・ファレル。そしてゴードン役にジェフリー・ライト、アルフレッド役にアンディ・サーキス、ファルコーネ役にジョン・タトゥーロと、錚々たる名前が並ぶ。さらにはピーター・サースガード、ジェイミー・ローソンらが映画オリジナルのキャラクターを演じるという話も。 ■ 物語は「若き日のブルース・ウェイン」を描く 肝心の物語に関してリーヴス監督は、「若き日のブルース・ウェインの物語」ということ以外にも様々なヒントを語っている。ヒーローの誕生を描く、いわゆるオリジン・ストーリーにはならないが、ブルース・ウェインという人物を形成したものが分かる物語になるということ。コミックに回帰した“探偵物語”であり、原作における“イヤー・ツー”が描かれること。さらにはアクション志向の強かったこれまでのバットマン映画とは異なり、キャラクターを掘り下げる物語にするということ。 その一方で、登場キャラクターや悪役の多さからは、1996年に刊行された「Batman: The Long Halloween」にインスパイアされた物語になるのではないかという噂も取り沙汰されている。同エピソードは“イヤー・ワン”の続編に当たる物語で、バットマンが連続殺人犯“ホリデー”の正体を知るために奔走するというもの。すでにリーヴス監督のSNSなどで公開されているバットモービルのビジュアルから、キャリア初期の物語であることが窺えるとあって、その説の信憑性はますます高まっている。しかし、「Batman: The Long Halloween」のカギを握るキャラクターであるハービー・デント/トゥー・フェイスが本作で登場するのかは明らかになっていない。 ただ新キャラクターのジル・コールソンを演じるサースガードの出演が明らかになった際に、彼の妻であるマギー・ギレンホール(偶然にも彼女は『ダークナイト』でレイチェル役を演じていた)のInstagramに髪を半分剃ったサースガードの画像が投稿され、ファンの間で彼がトゥー・フェイスなのだという憶測が飛びかったことは記憶に留めておきたい。またジェイミー・ローソン演じる市長候補のベラ・レアルについても、バーバラ・ゴードンかポイズン・アイビーなのではという噂があがっている。 ■ 撮影は、全体の4分の1が終了している リーヴス監督はさらに、パティンソン版バットマンは「3部作構想」であることを明言しており、同様にDCEUと世界観を共有しない『ジョーカー』(19)とクロスオーバーする可能性も指摘されている。昨年社会現象を巻き起こした『ジョーカー』も現在続編のプロジェクトが進められているという噂があるが、同作を手掛けたトッド・フィリップス監督は昨年トロント国際映画祭での記者会見で「絶対にありえない」とクロスオーバー化を否定。また、一部報道ではキャットウーマンやリドラー、ペンギンといった本作に登場するキャラクターのスピンオフが製作される契約が結ばれているという話もあり、今後どのような広がり方を見せるのか気になるところだ。 すでに1月下旬に撮影が開始された本作ではあるが、新型コロナウイルスの影響を受けて3月中旬に2週間の撮影中断を決定。その後も撮影再開の見込みが立たず、中断は現在も延長されているようだ。リーヴスは全体の4分の1ほどの撮影が終わっていることを明かしており、脚本の書き直し等は視野に入れず、すでに練り込んでいるアイデアをいかにして実現するかに注力するとの意欲も示している。全米公開日は現在2021年10月1日に設定されており、日本公開がいつになるのか、続報を心待ちにしたい。 (Movie Walker・文/久保田 和馬)

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