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コロナ禍は20年前の路上時代と同じ、コブクロが「生きるために」音楽を続ける理由

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オリコン

 多くのアーティストが活動形態の見直しを迫られた、コロナ禍。安定した人気を誇るコブクロでさえも状況は同じで、これまでの「ルーティーン」が崩壊し、がく然としたそうだ。とはいえ、決して悪いことばかりではない。ストリート出身だからこそ、「ここからは俺らの得意なサバイバル」と自信を見せる真意は? 不条理の乗り越え方、マイナスをプラスに変換する考え方を聞いた。 【貴重写真】コブクロ×ゆず“同い年デュオ”2組がステージ初共演「もう1回!」 ■地球全体で闘う初めての経験、「ちょっと角度を変えるだけで正解が変わってしまう」 ――ニューシングル「灯ル祈リ」(10月14日発売)はドラマ『DIVER-特殊潜入班-』(カンテレ・フジテレビ系)主題歌ですが、ドラマの内容とリンクしているだけじゃなく、コロナによりたくさんの不条理を味わった世の中へのメッセージとしても響く曲だと感じました。 【小渕健太郎】ドラマの脚本にも、世の中の条理と不条理が描かれていて。毒をもって毒を制しにいくダークヒーローの姿があるんですけど、今の世の中も同じだと思うんです。地球全体で何かと闘うという初めての経験の中で、ちょっと角度を変えるだけで正解が変わってしまうし、何が本当なのかもわらない。今まで、僕の中で正しさや美しさはずっと同じだったんですが、世の中がこうなったことで変わってきました。「こうじゃなきゃいけない」と思っていたものが、「こうでもいいよね?」って思えるようになったんです。光を灯すだけでは見えない、周りを暗くすればするほど小さな光が輝くような歌があってもいいんじゃないかと思って、今回の曲を作りました。 ――勝ちか負けか、善か悪かのように明確に割り切れないこと自体をテーマにした歌は、今までなかったですよね。 【小渕健太郎】なかったです。今はみんなが間違えるし、みんなが落とし穴に落ちる。ニュースやネットを見ていても、数年前にはなかったような足の引っ張り合いや、誹謗中傷が飛び交っていますよね。でも、そういうドブ川のような部分があるからこそ、反対側にある美しさや正しさが保てるのかなと。全部が正しかったら、崩壊してしまうのかもしれない。明るい日々の中には、変なものに支えられてる部分もあるのかも…ということをイメージしました。 ――なるほど。 【小渕健太郎】それに、今は頑張ろうと思っても、頑張らせてもらえない状況でもある。これは不条理としか言いようがないし、できるのは祈ることくらいですよね。でもそこには、たとえ無力だとしても「もうダメだ!」となった後の、最後の想いが込められてると思うんです。 【黒田俊介】僕らもライブができない、音楽ができないという不条理を味わいました。今の状況が歴史の1ページになって、いつかその体験を語るときのために「みんな家から出られへんかったんやで」と、今のうちに面白エピソードを貯めておくしかないのかなと(笑)。個人でできることなんて、祈ることしかないですから。

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