橋下徹、再選の斎藤元彦に「勝ちは勝ちですけど、本来なら」…アンチ斎藤の急先鋒に疑問の声「自分の非は最後まで認めない可能性」
アンチ斎藤知事、万博、増税の3点セット
特に、トイレに2億円かけるのは若手デザイナーに魂を吹き込むためだという謎の主張をしている吉村洋文知事。吉村知事は、斎藤元彦県知事を橋下氏と歩調をあわせるように切り捨てた罪は大きいと思う。 何より、大阪維新の問題は、改革によって財源をつくりだすと公約しておいて、増税に直走っている点だろう。 この、アンチ斎藤知事、万博、増税の3点セットこそが、維新の失敗であろう。しかもこの3つともに、橋下氏は大きく影響力を与えてきたわけである。 持論の野党間予備選は、2大政党制を志向する前原誠司氏の立場に近いように見える。日本の衆議選挙は小選挙区比例代表制であり、小選挙区での当落に着目すれば、野党が束になる必要があるが、比例代表制があることで維新や国民民主のような第3極が政治的に大きな発言を持つことにもつながる。この点、国民民主の玉木代表は、第3極を目指し、そして今回それが実現した。橋下氏の持論である野党予備選がなくても、自公の過半数割れは実現したし、小政党が大きな影響力を行使することも可能である。橋下氏や前原氏の思惑は、失敗に終わったのかもしれない。
自分の失敗は最後まで認めない可能性
今後、日本の政党政治がどう推移していくのかは見守っていく他ないが、玉木氏が活躍すればするほど、野党予備選の必要性はますます薄れていくだろう。 弁護士だし、(元)政治家である以上、自分の失敗は最後まで認めない可能性はあるが、実際に支持率の推移をみても、斎藤知事の件は大きく影響しているのは間違い無いだろう。 経営の神様と呼ばれた稲盛和夫も言っていたが、一線を退いた創業者が口を出すと、会社にとって悪い影響を与えることになる。いい加減、橋下氏も、子離れをする時期ではないのだろうか。 橋下氏と近しい関係にあったように思われる辛坊治郎氏はX(11月19日)でこう述べている。 <匿名の怪文書を中見の検証なしに「告発文」と呼び、噂レベルの話を拡大解釈して騒ぐ。それで数字(金)を稼ごうとする。この日本メディアの体質こそ反省すべきだろう。/自殺については前の書き込みを読んで欲しい。自殺はキリスト教社会では、どんな善人でも例外なく地獄に落ちる絶対悪なのだ> さらに、大阪維新・日本維新に所属する飯田哲史氏はこうX(11月18日)で述べている。
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