宇宙人が交信してきたら、人類はどう振る舞うべきなのか?
次のプロジェクトは?
このプロジェクトに関わったチームは、今回の宇宙人からのメッセージを巡るオンライン上の議論を今でもモニタリングしています。パウリス氏は、一般の人たちの注目がメッセージの内容だけに集中せず、さまざまな解釈に対してオープンでい続けることを望んでいるそうです。 地球外生命からの本物の信号を見つけることに関しては、SETI研究所のチームは探査し続けています。マーチス氏はこう語っています。 「今後10年から15年以内に、私たちの太陽系で生命を発見する可能性に私は賭けています。 太陽系外惑星に関しては、次世代の機器が系外惑星の画像を撮影し、その惑星の海や生物学的生命の兆候を画像で捉えることになるでしょう。これは新しい望遠鏡を打ち上げたときに実現することです。そうすれば、その昔、宇宙船ボイジャーから撮影されたあの有名な地球の画像の最新版のような画像を得ることができるでしょう」
今回のチーム構成
デニラ・デ・パウリス(SETI研究所・グリーンバンク天文台のアーティスト)、ワエル・ファラー(SETI研究所の電波天文学者)、フランク・マーチス(SETI研究所のシニア惑星天文学者)、グレゴリー・ベッツ(実験的詩人)、ムケーシュ・バット(物理学者)、ジェルマーノ・ビアンキ(IRA-INAFの研究者)、クララ・アンナ・カポヴァ(人類学者)、ヴィクトリア・キャトレット(ソフトウェアエンジニア)、パメラ・コンラッド(宇宙生物学者)。
岩田リョウコ