【根岸S 血統データ分析】今年はいずれの種牡馬も初勝利&初連対がかかる
31日に東京競馬場で行われる根岸S(4歳上・GIII・ダート1400m)について血統・種牡馬別に検証していく。 【写真】ファンのいないスタンドへ…福永の馬上礼 過去10年で最多となる3回の馬券絡みがゴールドアリュール。2回でネオユニヴァース、Spring At Last、プリサイスエンド、エイシンサンディ、キングカメハメハ、Tapitが続く。なお、今年出走するメンバーの種牡馬は過去に連対例がなく、いずれも初勝利がかかった一戦となる。 アドマイヤオーラ産駒は「0-0-0-4」、通算のコース成績は「2-1-2-17」。根岸Sはいずれもノボバカラによる成績で、同馬は17年7人気16着、18年7人気10着、19年14人気6着、20年15人気7着と年を重ねるごとに人気以上の着順で入線していた。今年は上位人気を担うアルクトスが出走予定。 ロードカナロア産駒は「0-0-0-1」、通算のコース成績は「13-4-9-62」。昨年、産駒としても初出走となったミッキーワイルドは2人気11着と上位人気に応えられず大敗を喫していたが、通算では単勝回収率189%・複勝回収率119%と馬券的な妙味を兼ね備えている舞台。今年はステルヴィオ、レッドルゼルの2頭が出走予定。 初出走となるハーツクライ産駒はタイムフライヤーが上位人気と目される。通算のコース成績は「6-7-10-96」となっており、3着以内に好走した延べ23頭のうち16頭が新馬または未勝利で、1勝クラス(500万下)以上の勝利実績はリリーグランツに限られる。 サウスヴィグラス産駒は「0-0-1-1」、通算のコース成績は「33-35-33-381」。20年スマートアヴァロンは上がり3F最速となる末脚を駆使して9人気3着と好走。今回出走するメンバーの種牡馬としては唯一3着以内への好走実績を持つ。今年はサブノジュニア、テイエムサウスダンの2頭が出走予定。