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キャッチコピーよりも大事なものがある。GO三浦崇宏が語る、「ソーシャルディスタンス」の広め方

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新R25

新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、7都道府県を対象に「緊急事態宣言」が発令されました。 そんな状況下で、人から人への感染を防ぐために重要だと言われているのが、他者との距離を1m~2m以上空ける「ソーシャルディスタンス」です。 ただ、実際に外に出てみると、近距離で会話している人がまだまだ多く見受けられます。 世の中の人に、この「ソーシャルディスタンス」を浸透させるためにはどうすればいいのか? そこで新R25は、メッセージを伝えるプロであるThe Breakthrough Company GOの代表で、クリエイティブディレクターの三浦崇宏さんに「ソーシャルディスタンス」を浸透させるためのアイデアを聞いてみました。 三浦さんが語る「人にメッセージを伝える方法」は、ビジネスパーソンなら知っておいて損はないはず…。ぜひご覧ください! 〈聞き手=福田啄也(新R25編集部)〉

GO三浦のアイデア1.「視覚で理解できる“行動”でメッセージを伝えよう!」

福田: 「三密」「不要不急の外出」を避けようというメッセージが出ているのに、いまだ危機感が薄く、気軽に外出している人もいます。 どうしてメッセージが浸透しないんでしょうか? 三浦さん: いろいろあるけど…やっぱり、視覚的にメッセージが伝えられていないことは大きいと思う。 福田: 視覚的? 三浦さん: 「外出しないでください」というメッセージを発表してるのに、政府が記者会見をリモートでやっていないとか… 「不要不急の外出は控えましょう」と伝えたいのに、わざわざ人を外出させていることに矛盾を感じるよね。 福田: ああ、それは思いました。 Twitterでもそんな声がたくさん上がってましたね。 三浦さん: 広告の世界でもよく言うんだけど、企業が社会に対してメッセージを届けるのには、CMやキャッチコピーよりも大事なものがあるんだよね。 福田: えっ、カッコいいキャッチコピーが大事なんじゃないんですか? 三浦さん: 違うのよ。 メッセージを伝えるための一番いい方法は、「行動で証明すること」。 企業のメッセージングであれば、企業活動で証明するのが一番なんだよ。 すしざんまいの社長が、お正月にいつも何億円も出してマグロを仕入れてインタビューされてるじゃん。 あれは、「うちはいいマグロを提供しています!」というメッセージを伝えるために数億円出してるわけ。 さらに、テレビのワイドショーや報道番組でニュースとして紹介されることで、普通にCMを出すよりもはるかに多くの人に届いているよね。 福田: なるほど! なんであんなことしてるんだろうと思ってました… 三浦さん: ほかにも、ルイ・ヴィトンがアーティスティックディレクターにヴァージル・アブローという黒人のクリエイターを起用したんだけど、それは“多様性”を体現することになっている。 どんなポスターやCMよりも雄弁だよね。 福田: ほう… 三浦さん: これを「ブランドアクション」って呼んでるんだけど。 人の行動を変えるほど強いメッセージを届けるのは、実は言葉ではなく、行動なんだよ。 言葉は、その行動の意味を説明したり、これからの行動に対する期待を作ったりすることはできるけど、まずは行動がないと切実なメッセージは伝わらない。 福田: つまり「外出を控えるように」と伝える記者会見こそリモートで行わないと、そのメッセージは真に伝わらないということですね。 三浦さん: そうそう。 政府も無理やりコラボ動画を出すんじゃなくて、オレらみたいなコミュニケーションのプロに相談してほしいんだけどなぁ…

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