廃ホテルを“お化け屋敷”にしたら不法侵入ゼロに…『ホラービジネス』最前線 生まれるお金の循環と街のエネルギー
15歳から29歳の男女1200人を対象にした調査によると、およそ3人に1人が興味を持っているというのが『ホラー』(出典:ホラーエンタテイメント市場調査2022)。 中でも「興味がある」と答えた割合が特に高かったのが15~19歳の女性で、4割という結果に。一方で、この層の7割が「怖がりである」とも答えています。 矛盾しているようですが、これは若い世代ほど「怖いもの見たさ」の傾向があることを示していて、いま巷ではホラーを味わえるスポットがじわじわと増えていました。
また、エキスポシティにあるオオサカホイールでは、18分間の密室空間、『地獄の観覧車』を実施。土日は予約で一杯になるほど人気だそうです。
ユニバーサル・スタジオ・ジャパンでは、毎年大人気のホラーナイトを今年も開催するなど「ホラービジネス」が今、注目を浴びています。その人気の裏側には、どんなヒミツが隠されているのでしょうか。
6月に期間限定でオープンした『リミナルスペース』。特殊捜査員として失踪している少女を探すという設定で、スマホを使いながらヒントを見つけていく、謎解きお化け屋敷です。
暗号を入力しながら進む、新しいスタイル。早くも1000人以上が体験していますが、実は、なんばウォークでお化け屋敷を開催しているのには、あるヒミツが…。
ゾウンテッドコーポレーション 広報 藤井志帆さん: 「元々ここは2月くらいまでアパレルのお店をやられてたんですけど、閉店されまして。そちらの店舗をそのまま使わせていただいています。元々なんばウォークさんから『空いている所を使ってお化け屋敷をしていただけませんか』と依頼がありまして。一概にコロナ禍の影響とは言えないんですけど、シャッターがおりてしまっているお店を少しでもシャッターを開けて活性化させたい、人の流れを作りたいと。若者を呼び込んで周りの店舗への活性化にもつながればと思います」