神戸、大阪、京都と〈グルテングルメ〉ツアーへ。牛カツに串カツにコッペパンに餃子…体は重くなろうとも、体は小麦を欲する
◆なぜコッペパンはこんなに美味いのか 舞台は京都に移ります。京都の朝ごはんに選んだのは、四条大宮にある『まるき製パン所』さん。ここはコッペパンが名物で、惣菜系からスイーツまでメニューが豊富。 朝6時半から営業していて、近所のおばちゃんから外国人観光客まで並んでいます。私は『エビプリカツロール』と『ピザトースト』を購入。ふたつで550円くらいです。コンビニでコーヒーを買って、近所の公園で食べました。朝の爽やかな日差しに、名物パン。「今日は仕事をしません」という、背徳感も相まって、おいしかったです。
◆聖地巡礼のカレーうどん 京都でずっと行ってみたかった『日の出うどん』。ここは劇場版『きのう何食べた?』のロケが行われた店舗です。劇中でケンジが悶絶していたカレーうどんを食べてみたかったのです。 観光地ということもあり、平日のランチタイムでも30分待ち。店内はすべて外国人観光客で、日本人は私一人というシチュエーションでした。注文したのは肉、お揚げ、九条ネギ入りの『特カレーうどん』(1,300円)。辛さは選べます。 実は私『日本カレーうどん協会』の会員。あちこちのカレーうどんを食しておりますが、こちらはやっぱりザ・京都の味。お出汁がしっかり効いていて、カレー風味をきちんと引き立てているのがわかります。うどんももっちり、しっかり。禁断のグルテンがまた食欲を後押ししてくれて(?)、スープも飲み干しました。
◆やっと会えたね、ミスター・ギョーザ グルテン……といえば忘れてはいけない餃子。京都ナンバーワンと言われる『ミスター・ギョーザ』にも行ってきました。ずっと行ってみたかったけれど九条へなかなか出向く機会がなく、ずっと『食べログ』に保存されたまま数年。 平日のランチタイム、開店前から30分ほど並んで、生ビール、餃子(2皿)、キュウリの丸漬けを注文。2000円もしなかったと思います。餃子の味は……うま味の小爆弾でした。私が餃子天国と言われる、浜松市出身で餃子なんて幼い頃から食べ慣れているはず。その歴史を軽く凌駕する味わいでした。酢醤油つけたけど、あれはいらんかったちゃうかな。 行列するとは言っても、スタッフのゲストコントロールは完璧。料理や飲み物をほぼ待つことなく、パッと食べて、ガッとエネルギー補給をするようなイメージの餃子食堂でした。 ※掲載しているデータはすべて2024年10月末に確認したものです ※店舗への問い合わせはお控えください
小林久乃