井上尚弥、次の目標『主要4団体統一』年内にも…WBO王座バトラーは「統一望めばもちろん戦う」前向き
◇7日 ボクシング WBA・IBF・WBC世界バンタム級王座統一戦(さいたま市・さいたまスーパーアリーナ) WBA・IBF統一王者の井上尚弥(29)=大橋=がWBC王者のノニト・ドネア(39)=フィリピン=に2回1分24秒、TKOで勝利し、日本人初の3団体統一王者となった。WBAは7度目、IBFは5度目の防衛。 ◇ ◇ 3団体統一王者となった井上尚にとって、次の目標はもちろん主要4団体統一。史上8人目、井上尚の場合は1本ずつ狩り集めていったことになり、元統一世界ミドル級王者ホプキンス(米国)、現統一スーパーミドル級王者アルバレス(メキシコ)に続く3人目の偉業となる。 その条件は整っている。最後のベルトとなるWBOの王座を保持するのは、4月の王座決定戦を制したばかりのバトラー(英国)。王座獲得直後から「私は挑戦が好きだ。6月7日の勝者が4団体統一を望めばもちろん戦う」など、前向きな発言を続けている。 バトラーのプロモーターは、ドネアと同じプロベラム社のリチャード・シェーファー社長。4日には「4団体統一は選手だけではなくプロモーターにとっても最終的な目標。必ず実現させたい」と発言した。早ければ年内にでも4本のベルトを全て集める偉業が達成されそうだ。
中日スポーツ