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900円追加で“超グリーン車”級の新型特急 「鉄道なにコレ!?」第8回

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 東北・北海道新幹線(東京―新函館北斗間)の「はやぶさ」E5系などに設置されたグリーン車を超える最上級クラス「グランクラス」。体験したいけど、高くて手が届きにくい―。そんな利用者にお薦めなのが、関西の私鉄大手、近畿日本鉄道が3月14日に近鉄名古屋―大阪難波間で運転を始めた新型特急「ひのとり」の「プレミアム車両」だ。座席の前後間隔はぜいたくにも1・3メートルに及ぶ。列車としては、グランクラスと並んで国内最大級ながら、大人で900円の追加料金を支払えば乗ることができる。競合区間の東海道新幹線の自由席より安い。デビューに先駆けて開かれた報道向け試乗会に自腹で駆け付けた。(共同通信=大塚圭一郎)  ▽1両当たり2億5600万円  形式が80000系のひのとりは、大きなガラスを用いた流線形の先頭デザインが特色。メタリックレッド色で彩り、翼を大きく広げて飛ぶ「火の鳥」をイメージしている。近鉄の名阪特急で活躍している白い車体にオレンジ色のラインが入った「アーバンライナー・ネクスト」21020系と「アーバンライナー・プラス」21000系とは見た目が大きく異なる。名阪特急が新たな車両を投入するのは、アーバンライナー・ネクストが登場した2003年以来、約17年ぶりだ。

 近鉄は今年の東京五輪・パラリンピックや25年の大阪・関西万博を追い風に、外国人を含めた旅行者を沿線に呼び込みたい考えだ。目玉の一つと位置づけるのがひのとりで、21年3月末までに6両編成と8両編成の計11編成、合わせて72両を投入する。導入完了後は、近鉄名古屋駅または大阪難波駅を、原則として毎時0分に出発し停車駅が少ない速達タイプの全てがひのとりとなる。  投資額は184億円で、単純平均すると1両当たり2億5600万円。1両1億5千万円前後とされる通勤電車の倍近い。豪華な車内空間を演出しようと、インテリアにふんだんの予算を投じた。  新型コロナウイルスによるイベント中止の動きが広がる前の今年2月5日、ひのとりで近鉄大阪線の大阪上本町駅(大阪市)と榛原駅(奈良県宇陀市)を往復する報道向けの試乗会に招いていただいた。いち早く乗車できる貴重な機会を棒に振るわけにはいかないと思い、私は休暇を取って大阪市までの交通費を自己負担して参加した。

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