上司や同僚とのランチ代を払いたくありません。手作り弁当で「ボッチ飯」がコスパ最強ですか?
毎日のランチ、それは単なる食事の時間ではなく、社交の場としての側面があると考える人もいるでしょう。 しかし、上司や同僚とのランチは、コミュニケーションを深める良い機会となる一方、その代金が日々の出費として積み重なることは避けられません。さらに、忙しい日常のなかで、昼休みくらいは1人の時間を持ちたいと感じる人もいるのではないでしょうか。 毎日のランチ代が出費として大きいこと、そして昼休みのひとときをどのように過ごすかは、多くの会社員にとって共通の悩みとなっています。そこで、手作り弁当という選択肢が注目されていますが、果たして「ボッチ飯」はコスパ最強なのでしょうか?
日常の昼食選び:選択の背景と現状
日々の昼食の選択は、経済的要因や生活環境、さらには個人の価値観に大きく影響されています。最近の調査から、手作りのお弁当の人気や1人での食事が多いという現状が浮き彫りになっています。本項では、その背景や理由を詳しく探っていきます。 ■昼食の主流:手作り弁当がトップ、価格が最大の決定要因 株式会社アクロスソリューションズ(東京都千代田区)と一般社団法人日本唐揚協会(東京都渋谷区)が共同運営している「食の窓口」では、2023年5月に20~60歳以上の男女2416人を対象とした「お昼ご飯についての意識に関するアンケート調査」を実施しました。 調査結果によると、昼食として「お弁当など作った(作ってもらった)もの」を選ぶ人が35.4%と最も多いことが明らかになっています。 この選択の背後には、「価格」を最も重視すると答えた人が47.8%という結果があり、経済的な要因が大きく影響していることが伺えます。さらに、手間や時間を節約したいという考えも強く、それが手作り弁当の選択につながっているようです。 ■昼食のシチュエーション:「1人での食事」が圧倒的多数 昼食する際の状況に関して、63.9%の人が「1人で食べる」と回答しています。この数字は、性別や年代を問わず一貫しており、多くの人が昼食時には1人の時間を重視していることが分かります。在宅勤務の増加や日常の忙しさから、1人での食事が身軽で気楽と感じる人が多いのが要因と考えられます。