ヘンリー王子とメーガン妃の第二子はアメリカかイギリス、どちらの国籍に
伝統的には、ロイヤルファミリーに生まれる赤ちゃんにとって国籍はあまり問題ではない。女王の家族である特権の一つはイギリス国籍が保証されているのが普通だからだ。 だが、サセックス公爵一家は必ずしも伝統に則っていないので、ヘンリー王子夫妻の第二子は国籍のような基本的なこともまったく単純というわけにはいかないかもしれない。 【写真】ロイヤルファミリーは存在しないアメリカで、本物のプリンセスになった、11人のアメリカ人 混乱する理由の一つは、ヘンリー王子とメーガン妃は異なる国籍を持つ同士の結婚だからだ。ヘンリー王子はもちろんイギリス人で、メーガン妃はアメリカ人。2018年に2人が結婚した時、メーガン妃はイギリス国籍を持つ市民になるつもりだが、手続きが完了するまで数年かかると言われた。 その間にご存知の通り2人は王室を離脱してロサンゼルスに引っ越したため、メーガン妃は国籍を変えたのか、それとも変更するつもりでその途中なのか、状況は疑問とされている。 だが現在のところ、メーガン妃はアメリカ国籍のままのようだ(2020年の大統領選挙で投票し、選挙で投票したイギリス王室初のメンバーになった)。 一方、ヘンリー王子はイギリス国籍のままだ。2020年に夫妻がアメリカに引っ越した際、ヘンリー王子はグリーンカードも二重国籍も申請するつもりはないと『Times』紙は報じた。イギリスの法律では国籍は子どもの世代までは引き継げるので、ヘンリー王子の子どもはイギリス国籍を持つ資格がある。 夫妻の第一子アーチーは2019年5月6日、イギリスで生まれて二重国籍を持っており、数ヶ月後に第二子が誕生した際に、ヘンリー王子側かメーガン妃側の国籍を放棄する劇的な決断を下さない限り、第二子もアメリカとイギリス両方の国籍を有することになるだろう。
Translation: Mitsuko Kanno