【阪神】来秋のドラフト1位候補に創価大・立石正広をリストアップ「ポスト中野」とも呼べる存在
阪神が来秋のドラフト1位候補として、創価大・立石正広内野手(3年=高川学園)をリストアップしていることが10日、分かった。兵庫・西宮市内の球団事務所でスカウト会議を開催。今秋のドラフトの振り返りに加え、11月に行われた明治神宮大会に出場した有力選手候補を確認。創価大の準優勝に大きく貢献した強打の内野手の名前も挙がった。 【写真】軽快な動きでゴロを処理する創価大・立石 同大会で3番を任された立石は2本塁打を含む10安打を放ち、最多安打記録を更新。全国の舞台でも実力を存分に発揮し、「全国2位の結果なので、プラスに考えて来年に生かしていきたい」とドラフトイヤーに向けて話していた。阪神スカウト陣も神宮で生視察し、高いポテンシャルを確認。球団関係者は「競合になるかなと思いますけど。足も速い選手なので(獲得すれば)うちの層を厚くできる」と高く評価している。 創価大1年春からベンチ入りしている立石は、2年春にシーズン最多記録の5本塁打を放ち、打率5割14打点で東京新大学リーグで3冠王に輝いた右の強打者。大学通算9本塁打を誇る。現在は三塁が主戦場だが、球団は来季から二塁に挑戦する情報もつかんでいるという。阪神の二塁には中野拓夢内野手(28)が君臨するが、「ポスト中野」とも呼べる存在。虎の未来を担う候補として、今後も密着マークを続ける方針だ。 また、畑山統括スカウトらは11月に愛媛・松山市で行われた大学日本代表候補の強化合宿も視察。同じく来秋のドラフト候補に挙がる近大の二塁手、勝田成内野手(3年=関大北陽)にも熱視線を送った。身長163センチと小柄ながら、7月には侍ジャパンの井端監督にも評価された好打者。地元関西出身の候補も注目していく。 今年のドラフトで獲得した内野手は、育成を含めて9人中2人。常勝軍団を作るためにも、選手層をさらに厚くする逸材を探す。