【石川県 2024年版】 夏の絶景・風物詩10選「鶴仙渓」北陸随一の渓谷美を川床で堪能する
◆禄剛埼灯台
「禄剛埼灯台」は、能登半島の最先端に佇む白亜の灯台。 明治時代に建てられたもので、点灯開始から110年以上能登の海上を照らし、船舶航行に貢献してきたこの灯台は、「日本の灯台50選」「近代化産業遺産」「恋する灯台」に認定、評価されている。 灯台は海抜50メートルの断崖絶壁の上にあり、ここからの眺めはまさに壮観。夏空と日本海のブルーの世界が目の前に果てしなく広がる。 また、海から昇る朝日と、海に沈む夕日の両方を見られることでも有名で、さまざまな陽の光に染まる日本海の光景を堪能できる。 竣工以来、フランス製のフレネル式レンズが海上の船舶に明かりを届けてきたが、2024年元旦の能登半島地震で壊れてしまったため、現在、LEDへの切り替えが計画されている。 禄剛埼灯台(ろっこうさきとうだい) 所在地 石川県珠洲市狼煙町イ-51
◆見附島
見附島は高さ29.5メートルもの大きな奇岩で、見た目が軍艦に似ていることから「軍艦島」とも呼ばれる能登を代表する名所。2024年元旦の能登半島地震の際に南東部が崩落。現在は半分ほどの大きさになっている。 見附島から昇る朝日の眺めは美しく、空気の澄んだ晴天時には遠くに北アルプスを望むことができる。 海岸は「えんむすびーち」と呼ばれる恋人の聖地になっており、多くのカップルが浜辺にある縁結びの鐘を鳴らしに訪れる。 見附島(みつけじま) 所在地 石川県珠洲市宝立町鵜飼
◆曽々木海岸
海と岩が織りなす自然美と豪快な断崖の風景が海岸線に続く、野性味あふれる曽々木海岸。 波の侵食により複雑な模様になった流紋岩が見どころ。能登半島地震によって、曽々木海岸のシンボルだった岩の真ん中に穴の開いた窓岩が崩落してしまったことが残念だ。 この海岸線にある垂水の滝は、滝水が断崖から直接海へ落ちる珍しい滝で、輪島を代表する景勝地の一つとなっている。こちらも地震によって風景が一変したが、滝自体は健在だ。 曽々木海岸(そそぎかいがん) 所在地 石川県輪島市町野町曽々木