【おんりい・いえすたでい】阪神のルーキー・高橋遥のプロ初登板初先発初勝利(甲子園)が思い出させてくれた59年前の村山実の快挙。あの金田相手に完封!
文=大内隆雄
阪神のルーキー・高橋遥人投手はホレボレするようないいフォームで投げる。4月11日の対広島戦(甲子園)を見て、「球持ちがよいとは、この男のことを言うのだな」とホトホト感心した。ホレボレとかホトホトなんて表現はそうやたらに使うべきではないのだが、この投手にだけは素直に使ってやりたい。7回を2安打5奪三振無失点。試合は4対1。スムーズで柔らかいフォームは、一見すると、(特に右打者には)打ちやすそうに思えるのだが、ほとんど差し込まれて、大きな飛球を打てない(7回で外野のフライアウトはわずかに2)。しかも、四死球ゼロ! 阪神のルーキーで甲子園でプロ初登板初先発初勝利を飾ったのは、あの村山実投手(1959年)以来、実に・・・
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週刊ベースボール