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石破茂/「安倍総理は国民を信じていないのか」〈二階さんも菅さんも同じ想いだ。地方から日本を復活させる〉――文藝春秋特選記事【全文公開】

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文春オンライン
石破茂/「安倍総理は国民を信じていないのか」〈二階さんも菅さんも同じ想いだ。地方から日本を復活させる〉――文藝春秋特選記事【全文公開】

石破茂氏 (c)文藝春秋

「政治家の仕事はたった1つ。勇気と真心を持って真実を語る。それができないのなら絶対になるな」  私が政治家になる前、渡辺美智雄先生から言われた言葉です。 「真実」の探究は困難な作業であり、しかも見出した「真実」は、往々にして国民の耳に心地良いものではない。だから、それを語る「勇気」を持たねばならないし、それを実現するためには「あの政治家が言っていることには耳を傾けてみよう」と思ってもらえる「真心」が必要だ――。私は、美智雄先生の言葉をそのように理解しています。  よく「この程度の国民にこの程度の政治家」と嘯(うそぶ)く人がいますが、私はそうは思いません。  確かに「私は政治家を信じている」という人は稀でしょう。新橋のサラリーマン100人に聞いて、10人が「信じている」と言えば御の字です。しかし、「どうせ難しいことは国民には分からない」と、耳に心地良いことばかり述べ立てる政治家がいるとすれば、それは心の中で国民を軽侮し、信用していないのと同じ。国民を信用しない政治家が、国民から信用される道理はありません。  ですから、私は国民を信じて、心地良くない「真実」も言い続けてきました。集団的自衛権の行使もその1つでしょう。「石破は米国と手を組んで世界中で戦争したいのか」とも批判されますが、私は「日本と米国がお互いに守り合うことを義務とすることで初めて、日本国内の米軍基地について口を出す権利が持てる」ということを言いたいのです。「真心」が足りないのか、理解を得られていない面もありますが、国民を信じて「真実」を伝えていきたい。  新型コロナウイルスの感染拡大を巡る政府の対応についても、懸命に頑張っていることがあまり国民に伝わらなかったのではないでしょうか。それは政権のどこかに「どうせ国民は分かりっこない」というような考えがあったからではないか、と私には見えるのです。

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石破 茂/文藝春秋 2020年7月号

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