広島D1・栗林、カピバラ兄弟入りへ意欲!大瀬良&一岡から「全然いいよね」
広島のドラフト1位・栗林良吏投手(24)=トヨタ自動車=が10日、廿日市市の大野練習場で新人合同自主トレに参加し、カピバラ兄弟入りへ意欲を示した。この日の練習前にはウエート室でカピバラ3兄弟の次男・大瀬良大地投手(29)と三男・一岡竜司投手(30)と初対面。2人から「全然いいよね」と公認され、立候補する運びとなった。 新人合同自主トレが始まる前の午前9時半。栗林が個人的にトレーニングをするため大野寮のウエート室のドアを開けると、兄貴分2人の姿が目に飛び込んできた。 「大瀬良さんと一岡さんがストレッチをされていて、ちょうど(自分が)カピバラ3兄弟に入りたいという話をしていた。そういう記事を見てくださったみたいで」 初対面のあいさつを済ませて輪に加わると、話題は栗林のカピバラ兄弟入りに移った。2人はテレビ番組のインタビューで栗林がカピバラ一族入りを熱望したことを知っており、早速“審査”が始まった。見た目チェックと質疑応答で、数分であっさり「全然いいよね」と公認された。 カピバラ3兄弟は草食動物のカピバラに顔が似ている今村、大瀬良、一岡の3人組の愛称。広島では中国電力のCMで起用されるほどの人気と知名度を誇る。見た目だけではなく、2016-18年のリーグ3連覇に貢献するなど実績も十分。先輩には公認されたが、世間に認められるには、結果を残さねばならない。 佐々岡監督が視察したこの日はキャッチボール、ノック、ダッシュでハツラツとした動きを披露した。昨秋の都市対抗で登板した疲労を考慮してスローペースで調整でしている右腕に、指揮官は「自分のフォームで、いろいろ考えてやっている。すごく期待しているし、焦らず調整してほしい」と期待を込めた。 「活躍しないと(兄弟に)入れてもらえないと思う。そういう意味でも活躍したい」と栗林。最速153キロの右腕は開幕1軍、新人王に加え「四男」の座も狙っている。(柏村翔)