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会社からの「ボーナス支給」メールが大嘘だと発覚、おちょくられた社員の怒り爆発!

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クーリエ・ジャポン

ネット詐欺のドッキリでした?!

9月23日、「トリビューン・パブリッシング」の社員たちは会社から送られたメールに心躍らせた。「皆さんの素晴らしい働きへの感謝のしるし」として、最大1万ドル(約105万円)のボーナスを支給するとの通達だった。 自分は一体いくらもらえるのだろう? そんな衝動を抑えられなかった社員たちはメールのリンクをクリック……ここで彼らは「テスト」に落ちたことを知る。ボーナスなど1セントもなく、すべては茶番だったのだ! 謎解きをすると、トリビューン社は社員らがネット詐欺に遭わないかどうかを試すテストを実施したのだった。サイバーセキュリティ強化策として社員の警戒感を高めるために、このようなテストを行い、「詐欺」に引っかかる割合を調べる企業は少なくない。 だが、このトリビューンがまいたフェイクの「餌」は、大ひんしゅくを買った。 トリビューン・パブリッシングは、「シカゴ・トリビューン」や「ロサンゼルス・タイムズ」をはじめとするアメリカの地方紙8紙を発行する会社だ。近年、経営不振やコロナ禍で人員削減や一時解雇、減給を断行してきた。 そうしたなかでのボーナス詐欺に、「ボルティモア・サン」紙の記者ジャスティン・フェントンは「このテスト実施に関係した人間、全員クビにしろ」とツイートし、怒りをあらわにした。

ボーナスで釣るなんて間違ってる

メールを送った当日の夕方、トリビューン社は「社員を傷つける意図はなかった」と誤りを認めて謝罪した。「ボーナス」が餌として使われたことについて広報担当者は、「悪い奴らはこういうタイプの言葉を頻繁に使うと認識しており、よくあるフィッシング詐欺をまねるために使うことにした」と説明した。 嘘メールであることを示すヒントとして、意図的にスペルミスを含んだ文章にしていたという。たとえば、おめでとうを意味する「congratulations」は「congradulations」と記されていた。 とはいえ、社員たちはこのメールを、無神経で侮辱的だと受け取った。オーランド・センチネル紙の記者キャロライン・グレンは「パンデミック中のコストカットとして減給と3ヵ月の無給一時解雇を言い渡された後にこれかよ」とツイート。「最低だ」と切り捨てた。 また同紙の別の記者アニー・マーティンは「トリビューン社で5年働き、評価もいいのに、昇給は1回だけ。それも3%未満だった。今はうちのリビングがオフィスになって電気料がかさんでいる」とツイートし、こう続けた。 「そんなときにトリビューンはボーナスで私を釣ろうとするなんて、こんな社員の扱い方、絶対に間違っている」 さらに別の記者は、「このいわゆる“テスト”の残酷度を伝える言葉など見つからない」と書いた。

Jeremy Barr

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