松山英樹の銅メダル獲得にも貢献した“未発表ボール” スリクソン新作が女子ツアー会場に登場
<NEC軽井沢72ゴルフ 事前情報◇7日◇軽井沢72ゴルフ北コース(長野県)◇6685ヤード・パー72> これがスリクソンの新ボール【写真】 ダンロップのボール『スリクソン Z-STAR』の最新モデルと見られる製品が、国内女子ツアー「NEC軽井沢72ゴルフ」の会場でお見えした。外箱は真っ白で、その詳細について尋ねるとツアー担当者は口をつぐんだが、『Z-STAR』、『Z-STAR XV』、『Z-STAR◆』のニューバージョンになるとみられる。 女子ツアーは今季ここまで21試合のうち、スリクソンが10勝と最多で、竹田麗央が4勝(Z-STAR)、小祝さくら、岩井明愛、岩井千怜が2勝(いずれもZ-STAR XV)を飾っている。メルセデス・ランキングトップ5もスリクソンユーザーが占めており、そんなツアーを席巻するボールにアップデート版が出るとなれば、当然、期待も高まってくる。 実はこのボール、男子ツアーでは7月の「長嶋茂雄INVITATIONALセガサミーカップ」で支給が開始され、蝉川泰果がすでにスイッチ。そして海外ツアーでは、松山英樹が1月「ファーマーズ・インシュランス・オープン」から使用を開始していた。 ファーマーズ-では大会2日目に米ツアー初のホールインワンを達成。2月「ジェネシス招待」では2年ぶりのツアー9勝目を飾った。そして先週、「パリ五輪」でもこのボールを使用して銅メダルを獲得。日本男子初のメダルという快挙に一役買った。 松山はアプローチでスピンがかかりやすくなったことをポイントのひとつに挙げているが、櫻井心那も同じように感じている。練習ラウンドでテスト後、すぐに実戦投入を決定。その理由は「100ヤード以内の感覚が良くなった」からで、「フェースに食いつく感じがあります。乗る感じがするし、ウェッジやアイアンのスピン量がいい感じ。これまでの良さがさらに伸びていると思う」と変化を感じている。 ほかにも明愛、千怜、若林舞衣子が開幕2日前の時点で即投入に意欲的。スリクソンの新ボールが、国内ツアーに新たな旋風を巻き起こす?