伊解説陣が絶賛のGK鈴木彩艶のプレーは?「フェノーメノのよう。本能のセーブ」ダービー控える勝てないパルマの問題点も分析! | セリエA
伊解説陣が絶賛のGK鈴木彩艶のプレーは?
『ダゾーン・イタリア』の解説陣は、レッチェ戦に続いてカリアリ戦で先発出場したGK鈴木彩艶の1プレーに賛辞を贈っている。パルマは開始3分、カリアリにCKを献上。ニアにいたアドリアン・ベルナベがクリアしようとしたボールはエリア中央へと向かい、カリアリFWロベルト・ピッコリが頭で合わせたが、鈴木が驚異的な反射でセーブした。 バッザーニ氏は、カウンター狙いでCKの守備に人数をかけないパルマの失点のリスクを指摘したうえで、日本代表GKのプレーを称えた。 「これは本能のセーブだ。パルマはエリア内に選手が7人と少ないのでスペースが生まれてしまう。だが、このリスクを負いつつ、素早いカウンターのチャンスを狙っている。そこで、スズキはシュートを跳ね返して素晴らしかったよ」 実況を務めたアレッサンドロ・ヨーリ氏は「ザイオン・スズキの素早い反応に救われた。フェノーメノのようだったよ」と絶賛。「開始数分ですでに2回、ザイオン・スズキの守るゴールで(失点のリスクに)鳥肌が立つ思いだったが、リプレー動画を見ても、あの反応はフェノーメノだった」と繰り返した。
ボローニャとのダービーへ
日本時間6日には、2020-21シーズン以来となるボローニャとのデルビー・デッレミリアが控えるパルマ。敵地ダッラーラにおいて、約40日ぶりの勝利を目指す。地元紙『Parma Today』は、パルマが指摘されている守備を改善してバランスを見出すために、MFを1人増やしてFWを減らし、「より純粋な4-3-3」のシステムを採用する可能性があると予想している。 また、ひざを負傷したオーストリア代表DFアレッサンドロ・チルカーティを長期離脱で失った現在、今夏にインテルやナポリとの争奪戦を制してサンプドリアから獲得した17歳の逸材DFジョヴァンニ・レオーニの先発起用に期待を寄せた。 鈴木はこれまで、出場停止となったウディネーゼ戦を除くセリエA5試合に出場しているが、地元紙のほか、イタリア紙『La Gazzetta dello Sport』や大手メディア『Sky Sport』、『Mediaset』なども日本代表GKの先発を予想している。なお、大手メディアは現時点において、ペッキアがこれまで通り4-2-3-1のシステムを選択すると分析している。 試合情報 ボローニャ vs パルマ 試合時間:2024年10月6日(日)日本時間22:00 会場:スタディオ・レナート・ダッラーラ