自身のスタイルに合わせて最適解を!ミドルレイヤー、タイプ別の選び方
アクティブインサレーションここが〇
フリースより防風性に優れるので、アウターとしても使いやすいところが最大のメリット。風が強くなってきても体が冷えにくいので、アウターを着脱する機会が減り、止まらずに行動できる。同じ保温性ならフリースより軽くできるので、気温の低いシチュエーションではとくに有用だ。
アクティブインサレーションここが×
製品によってかなり特性が異なり、外観からだけではそれがわかりにくいので、選ぶ際に知識が必要になる。価格が高いものが多いのも難点のひとつ。また、通気性が高いとはいえ、フリースより高いわけではないので、気温が高めの低山などではオーバースペックで使いにくいこともある。
③[OUTER layer] 高通気タイプ
フリースとアクティブインサレーションのハイブリッド的な第三の選択肢。 アクティブインサレーションの通気性をより高めるために裏地を省略した製品もある。さらに表地まで省略して、もはやフリースと変わらない見た目のものまで登場している(その代表格はポーラテックアルファダイレクト)。特性としてはフリースに近いのだが、もともと通気性を重視して開発された素材だけに、通気性の高さはフリース以上。部位ごとに使用するハイブリッド型も増えている。 収納性はとても高い。 密度の低い保温素材を使用しているため、非常に軽く、圧縮するとかなり小さくなる。バックパックに入れて携行するときにもほとんど負担にならないのがメリット。 ストレッチ性は製品次第。 保温素材自体のストレッチ性は特別高いわけではないが、素材自体が軽いため着心地は軽い。ストレッチフリースを組み合わせて動きやすさを追求したものも多い。 通気性の高さは最高レベル。 生地を透かしてみると、隙間だらけ。通気性が高いことが見た目からもよくわかる。もちろん風を通しやすいということでもあるので、保温性は低めになる。 編みの粗い裏地。 裏地は表面よりは毛足を短くして滑りをよくしているが、織りは粗くしてあるため汗抜けがよい。このあたりの作りは製品ごと素材ごとにさまざまな工夫がされている。 毛足の長い表面。 表面は毛足を長くして嵩を稼ぎ、空気を蓄えやすくして保温性を保っている。この製品はグリッドフリースのような構造になっており、通気性の高さと軽さをさらに追求している。