アンチも味方につけ獲得した“美魔女グランプリ”、アトピーと大きな挫折が人生を変えた
10日に行われた『第11回 国民的美魔女コンテスト』(主催:光文社)で、グランプリとWEB賞をダブル受賞した小谷清子さん。39歳と、今回の出場者の中では3番目に若い彼女だが、波乱の人生経験を通して学んだ“言葉の力”を誰よりも持っていた。“美魔女”というと、どうしても外見だけがクローズアップされがちだが、小谷さんには様々な困難を乗り越えたからこその人間的な“器の大きさ”も感じさせた。ブレイクスルーを果たし、内面的な輝きに満ちた小谷さんに話を聞いた。 【写真一覧】ホレボレする腹筋! 大胆に美ボディを披露した美魔女たちの競演 ■小学校から20代まで悩まされたアトピー、憧れの宝塚には入団できず… 小学校5年生から24、5歳までアトピー性皮膚炎に悩まされてきた小谷さん。毎日が、コンプレックスとの戦いだったという。 「とくに首とわき周りに強く症状が出ていて、夏でもカーディガンを羽織っているような生活でした。若いころだったからつらくて、すごくコンプレックスに感じていたんです。長い間悩んできたんですが、母にも協力してもらい、食事を見直すことでだんだんと改善していきました。私はラーメンやパスタが大好きなんですけど、小麦製品はなるべく控えるようにしたり、上白糖を使わないようにしたり。かゆみを引き起こしやすい成分を控えながら、代謝を上げて汗をかくようにしました。もちろん薬も使いましたが、もっと大事なのは考え方。『絶対に治す』『絶対にきれいになりたい』という強い意思を持って、長い年月をかけて、改善していきました」 長いスパンでアトピーを乗り越えた小谷さんだが、もう一つ長年チャンレンジしてきたのが、憧れの宝塚歌劇団への入団だった。結果、入団は実現しなかったが、そこで多くの“気づき”があったという。 「受験スクールにも通い、宝塚にチャレンジしていたんです。高校3年生のラストチャンスまで挑んだんですけど、ダメでした。それまで、周りの大人たちに『努力したら必ず報われる』と教えられてきたのに、『努力してもかなわない』という現実を突きつけられて…。しばらくは、どうしても気持ちを切り替えるのに時間がかかってしまいました」