秋篠宮さま59歳に 悠仁さまへ「一つひとつ自分が関わる仕事を大事に思って取り組んでほしい」(会見全文)
幹事社:秋篠宮家のご活動を紹介することへのお考えを教えてください。 秋篠宮殿下:そうですね、秋篠宮家、うちの紹介で、おそらくこれはうちだけではなくて他の宮家全部が関係するのではないかと思います。やはり全宮家を紹介する時に一つ大事かなと思っていることは、どのような、何ていうかな、広報を進めていく上で、皇室の広報の枠組みというものをきちんと設定して、そしてそれに基づく情報発信というのが一つ大事ではないかなと思っています。それがバラバラであると内容も統一性がなくなってきて、どこに基準を合わせていいのかがわかりにくくなるのかなと思います。 ただ、いずれにしてもまだ始まったばかりです。おそらく、何年かかけてですね、きちんとした条件を整えていき、そしてその中で今お話のあった秋篠宮家の紹介というのも位置づけていくという形がいいのかなというふうに思っております。
秋篠宮家へのバッシングともとれる情報についての受け止めは
幹事社:そして、秋篠宮家へのバッシングともとれる情報について、妃殿下が誕生日にあたっての文書で思い悩むことがありますと記されました。殿下の受け止めや宮内庁に求めていることもお聞かせください。 秋篠宮殿下:一般的にはバッシング情報というふうに言われております。ただ、もう本当にたくさんのいろんな情報があるわけですけれども、その中でのバッシング情報というのは、これは第三者と当事者ではおそらく意味合いが異なってくるように思います。当事者的に見ると、バッシング情報というよりもいじめ的情報というふうに感じるのではないかと思います。つまり不特定多数からそういうものが寄せられているっていう、そういう情報ですね。 ただ、これは難しいところが多々あって、今は特定の媒体ではなくて、誰でもがそういう情報を発信できる時代になっています。確かスマートフォンの普及率というのが全世帯の90%ぐらいあるんだと思うんですね。そうすると、その人たちが誰でもそういう情報、いい情報、悪い情報とかいうことは抜きにして、誰でもが発信できる時代です。 従ってそういう、先ほどお話しした、当事者に取るといじめ的情報、これについては果たして全体のうちのどれぐらいの人たちがそういうものを出して、またその割合がどうなのか。そういうものをやはり俯瞰してみないと、なかなかどういうふうに受け止めるかっていうのは難しいと思いますし、そういう俯瞰できる状態じゃないと受け止める側もきちんとした判断にならないんではないかと思っています。 ただ、やはりそういう情報が、アルゴリズム編集のような形である一定の意見、そうすると、それと違う意見に接しにくくなっているという現状があると思いますし、それが歩いていって、それが今度、情報を見る人の確証へとなっていくと、やはりそれに対応するというのはなかなか難しいと思います。 そして、そういう状況であると、何か宮内庁に求めるって言ってもですね、やはり以前とはだいぶ状況が違うと思います。例えば何かで宮内庁が抗議をしたとします。でも、それがどちらの方向に振れるかがわからないわけですよね。そういう中で、なかなか要求する、何か頼むっていうことは私は難しいのかなというふうに思っています。おそらく、あれは何て言うんでしょうね、いいねじゃない方の、逆の、あれを見たらとにかくクリックするぐらい、それ以外なかなか私は思いつかないですね。 幹事社:ありがとうございます。