秋篠宮さま59歳に 悠仁さまへ「一つひとつ自分が関わる仕事を大事に思って取り組んでほしい」(会見全文)
「一つひとつ大事に思って丁寧に取り組んでほしい」
幹事社:成年にあたってかけられた言葉を教えてください。 秋篠宮殿下:はい。そうですね、9月6日に成年になったわけですけれども、いかんせん高校3年生の忙しい時ですし、その時に取り立てて何か声をかけたということはないと思います。 ただ折々に、成年になってからのことというのは話をすることがあって、これはもう、私や妻が娘たちに言ってきたことと同じになってしまいますけれども、成年、実際にはもうちょっと後が多いと思いますけども、いろいろなところから声がかかることが予想されます。その時に、声をかけていただいたものに関わる時にはですね、一つひとつ大事に思って丁寧に取り組んでほしいということは、成年にあたってというよりもまあ、一定年齢になってからの話としてしていたことが、度々にしていました。
「進路については、これはもちろん話し合うことはあります」
幹事社:そして、将来皇位を継承されるお立場である悠仁さまへの期待をお聞かせください。 秋篠宮殿下:そうですね、今お話ししたこととおそらく重複しますけれども、やはり一つひとつ自分が関わる仕事を大事に思って取り組んでほしいということですね。今の段階ではそのことでしょうかね。 幹事社:そして先日、皇嗣職大夫が悠仁さまの進学を巡り、根拠のない情報が流れていることに心を痛めていると発言しました。自然史を学べる大学への進学を目指す悠仁さまの最近のご様子や、進路について親子で話し合われていることもお聞かせください。 秋篠宮殿下:今、おそらく最も忙しい時期ですね、高校3年生の秋ですから。ですから、多くの高校3年生と同じように毎日を忙しく過ごしています。進路については、これはもちろん話し合うことはあります。以上です。
宮内庁のインスタグラム発信について
幹事社:では、3問目に移らせていただきます。宮内庁は4月からインスタグラムを活用し、天皇皇后両陛下のご活動を中心に発信しています。このことをどうご覧になっていますか。秋篠宮家のご活動も紹介することへのお考えをお教えください。秋篠宮家へのバッシングともとれる情報について、妃殿下が誕生日にあたっての文書で思い悩むことがありますと記されました。殿下の受け止めや宮内庁に求めていることもお聞かせください。 秋篠宮殿下:はい。宮内庁がインスタグラムを始めて1年近く経ちます。それまでWebサイトのみだったのが、SNSを使うことによって天皇皇后両陛下の動静をタイムリーに伝えることができるようになって、私は大変良かったなというふうに思っております。一方で、今は一つのアカウントで、その中に天皇皇后両陛下の動静と、それから宮内庁の事柄の二つが一緒になっている状態です。若干、見る時にその二つが一緒になっているとちょっとわかりにくいなと思うことはあります。これは宮内庁というお役所の特性によるものなのかもしれないですけれども、そんな印象を持っております。 で、そうですね、あとはインスタグラムとWebサイト、これをいつだったか私はSNSとWebサイトのことについて触れたことがありますけれども、Webサイトというのはあくまでも情報の本体だというふうに私は理解しております。従って、そこを見るとほとんどの情報がWebサイトに掲載されている。で、SNSはそこへ導く一つのツールではないかと思っております。 言ってみれば、これも前にお話ししたことがありますね、惑星と、それにひものついた衛星のような感じ。で、この二つっていうのはきちんとリンクしていて、衛星の方にある情報というのは全て、写真も含めて惑星の方にあるというのが理想だと私は思っておりますし、そこが導入部分で情報の本体に触れるっていうことは、システム上もわかりやすいかなと思います。 ですから、Webサイトとインスタグラム、これがバラバラに進めないようにすることが大事なのかなというふうな印象を持っています。それから何でしたっけね。