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大雨の影響か…樹齢1200年超“ご神木”倒れる 悲しみに暮れる住民からは、新たな取り組みも

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中京テレビNEWS

 記録的な豪雨で、樹齢1000年を超える“ご神木”にも被害が。町のシンボルを失った住民たちからは、新たな動きも。

 岐阜県瑞浪市の神明神社。高さ約50メートル、幹の太さは11メートルにもなる杉の木は、ご神木として地元の象徴的な存在でした。  樹齢が1200年から1300年といわれ、岐阜県の天然記念物にも指定されたご神木が、大雨の夜、突如として倒れてしまったのです。太い根を空に向け、電柱をなぎ倒していました。

 ご神木が倒れたのは、11日の夜。当時この周辺では、1時間あたりの雨量が41ミリと激しい雨が降っていました。ご神木は、大雨の影響で倒れたとみられています。 「精神的なシンボルとしての存在だったので、町民の落胆は言い尽くせないものがあります」(大湫町 区長会長 足立亘さん)  幸い、けが人はいませんでしたが、一部の民家の屋根が壊れたり、周辺では停電が起きたほか、神社の門や鳥居は元の状態がわからないほどになっています。

 神社の近くで長年暮らしてきた女性も、突然の出来事に心を痛めていました。 「自分の家が倒れたより悲しい。大杉の下で遊んでね、昔は遊ぶものがなかったから、お座敷に見立ててね、ままごとやったりして遊んだ。ええことも悲しいこともこの大杉さんは私をみてくださったわ」(大澤松枝さん)  86歳になる大澤さん。長年続けてきた、ご神木への日課があったそうです。 「朝晩拝んどったのに、大杉さんの健康と私ら一家の健康をお願いしますと拝んで」(大澤さん)  ご神木が倒れてしまったいま、大澤さんはご神木に対し感謝の言葉を漏らします。 「1300年も見守ってくれてね、ありがとうと言いたい、ご苦労さまというほかない」(大澤さん)

 ご神木の撤去作業が続く中、新たな動きがありました。 「多くの皆さんの心の支えになっていたご神木なので、何かこれからつながりをつくっていきたいと感じました」(玉川幸枝さん)  大湫町の町並みに魅せられ、約2年前にこの地へ移り住んだ玉川さん。  玉川さんは、ご神木の写真を集め思い出を残す取り組みをインターネット上で始めました。 「本当に愛されている大杉なので、いろんな人の思い出を全国から集めていきたいと思っています」(玉川さん)  集めた写真は今後、展示会やカレンダーなどで使うことを検討しているということです。

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