大規模漏水から1週間 カラカラの田んぼ 農業用水はいつ…再開してもブロックを分け 交代で水を利用か 愛知
CBCテレビ
明治用水の大規模な漏水から24日で1週間。田植えの時期を迎えている農家からは悲痛な声が上がっています。 【写真を見る】大規模漏水から1週間 カラカラの田んぼ 農業用水はいつ…再開してもブロックを分け 交代で水を利用か 愛知 (宮田あやか記者) 「明治用水頭首工の大規模漏水から1週間、現場には全国各地からポンプ車が集まり、明治用水に水をくみ上げる作業が続いています」 愛知県豊田市の取水施設「明治用水頭首工(とうしゅこう)」で起きた大規模な漏水で、工業用水は制限付きで供給が始まったものの、農業用水の供給は依然、止まったままです。 (里営農組合 畔柳真代表) 「もうあと10日もすると『中干し』の時期に入るが、それまで水が欲しかった…」 安城市営農組合の代表、畔柳真さんが所有する田んぼは、ほとんどが干からびた状態です。そのため、5月中旬から植える予定だった苗が、いまだに温室の中にあり、今後の農作業に影響が出始めています。 (東海農政局 小林勝利局長) 「早ければ あす25日に、試験的な通水が行えるのではないか、という見込み」 東海農政局は会見で、5月中の給水再開に向け、不具合などが無いかを確認するため、25日にも試験的に農地に水を通す方針を示しました。 一方で、用水を管理する明治用水土地改良区は、今後、給水が再開しても、水を全体に行き渡らせるだけの十分な量ではないため、地域を3か所に分け日程を区切って、交代で利用してもらう方向で検討しています。
CBCテレビ