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「免許を取ってから」じゃ遅い! レーシングドライバーが語るいまどき「プロ」の目指し方

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カート初乗りで5周もすれば才能がわかる!

 今や世界的な有名人となった「ドリキン」こと土屋圭市氏。地方の峠道でドリフトしながら走るインカービデオを公開し話題となった元祖・峠出身のレーサーと言えるだろう。実際のレースはもちろん、ベストモータリングビデオやホットバージョンでも活躍し国際的なスタードライバーとなった。 【写真】レーサーでも操れない市販車3台!  ドリキンの成功を見倣って、世界中のワインディング(峠道)でドリフト族が出現し、Youtubeには過激な走行動画が並ぶようになった。一般道でもある峠道でドリフト走行をするのは危険性も高く違法であり社会問題化しているのも事実だ。近年、ドライブレコーダーの普及でこうしたドリフト走行行為が多く撮影され、危険走行行為とみなされて検挙対象になることもある。峠を走り込んで腕を磨くというのは許されない時代になったといえるのだ。  われわれが新車の試乗テストをするときも、以前なら箱根ターンパイクや富士山の須走などが良いテストコースとなっていたが、コースとして貸し切りしなければ指定速度を超えての走行試乗はできない。もちろん一般車の走行は遮断されなければならない。  こうした環境下ではドリキンのような峠の走り屋が本格的なプロレーサーになる道は限りなくないに等しい。これからの時代、プロレーサーになるにはどんな方法がベストなのだろうか。  僕の持論としては「レーシングカート」から始めるのがベストだ。僕自身も15歳でレーシングカートを始めた。もちろん一般道を走行することはできないが、日本各地にレーシングカート専用コースが多くある。レーシングカートではドリフト走行はもちろん、カウンターステアやアクセルターンも覚えられるし、マシンセッティングやメカニズムの勉強もできる。さらに本格的なレーシングコースでタイム計測し、ライン取りやコーナーでの限界、攻め方など4輪の動きすべてが学べる。  もちろんレースに参加し予選のタイムアタック、レースでの追い抜きバトル、駆け引きなども経験できる。現代のF1パイロットはほぼ全員がレーシングカートからステップアップしてきている。国内のトップレーサーも若い世代はレーシングカート卒業組が主流となっているのだ。  レーシングカートは本格的なマシンで車両価格が30万円くらいから手に入る。峠で無理な走行をしてクラッシュしてしまうことを考えれば高くない。年間レースに参加しても50万円もあれば地方選で活躍できる。全日本のトップクラスでプロレーサーを目指すなら1000万円単位の資金が必要だが、まず身近なレースに出て優勝するなど活躍すれば、自ずと道は開けてくるはず。  レーシングカートはレーサーとしての素質を見分けるにも役立つ。僕は初めてレーシングカートに乗せて5ラップも走りをみればレーサーとしての資質があるかどうか見分けがつく。5ラップして才能が感じられないならプロレーサーを目指すのは厳しい。そうしたドライバーの場合、おそらく多額の資金と時間、危険な経験を長年積み重ねていかないと一流にはなれないだろう。

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