ぎぼむす最終回、「10年の物語が起こす奇跡の結末」が意味するものとは?
綾瀬はるか主演で今期の連続ドラマ中、トップクラスの人気を獲得している“ぎぼむす”こと「義母と娘のブルース」(TBS系、火曜よる10時)が18日、いよいよ最終回を迎える。綾瀬演じる義母・宮本亜希子と上白石萌歌が演じる娘・宮本みゆきら、登場人物たちの行く末はどうなるのか。
ついに最終回、「10年の物語が起こす奇跡の結末」はいかに?
番組公式動画の予告編では、完結SPとして「10年の物語が起こす奇跡の結末」「さらば義母(ギボ)!!」とテロップがかかり、亜希子とみゆきがそれぞれ別々の方向へ歩き出す象徴的なシーンが見られる。“義母と娘、そして彼女たちを支えた人たちの10年間の愛のカタチがついに完結する”ということだが、ネット上には早くも「最終回はリアルタイムで観る」「どうなるのか楽しみ」と期待の声が躍っている。 ドラマ序盤から中盤にかけては、仕事はバリバリできても不器用で感情表現に乏しいところの目立つ亜希子(綾瀬)だったが、終盤に入ってからは物語の展開とともに自然な笑顔も多く、表情が豊かになってきた感がある。ドラマのほうも、一層ほのぼの感を増しており、11日放送の第9話では、亜希子が携わる「ベーカリー麦田」 が新装オープンの日を迎え、登場人物たちが一丸となって店の再興に張り切る様子が描かれた。 店長の麦田(佐藤健)とパン職人の基本を学び直した亜希子。亜希子ならではの戦略で、みゆき(上白石)らも動員した営業展開を繰り出し客をひきつける。そんな中、亜希子と麦田の様子を目の当たりにしていたみゆきは、麦田が亜希子に好意を持っているのでは、と気づく。父・良一(竹野内豊)がいなくなって9年、自分のそばに寄り添っていてくれた亜希子の愛情をあらためて実感しつつ、そのことを大樹 (井之脇海)に打ち明ける。 その後、年が明け2019年。「ベーカリー麦田」は順調に成長し、みゆきも大学受験へ本腰を入れる時期となる。そんな中、麦田は、ついに亜希子へ想いを伝えた。 桜沢鈴氏の4コマ漫画を原作とした“ぎぼむす”だが、漫画ではなんと30年後の亜希子も描かれているという。だが、前述の予告編動画ではあくまで「10年の物語が起こす奇跡の結末」となっており、もしかしたら原作漫画とは異なるフィナーレが用意されているのかもしれない。はたまた、とりあえずいったんここで区切りをつけて、それ以降の物語については続編が企画される可能性もあるのかもしれない。 いずれにしても、9話の終わりからすれば亜希子と麦田の恋の結末がどうなるのかが目下のところ最大の注目ポイント。そのうえで、予告編で別々の方向へ歩き始めた亜希子とみゆきの結末がどう描かれるのだろうか、楽しみだ。 物語自体の面白さや綾瀬のユニークなヒロインぶり、佐藤健はじめ共演陣の魅力と、成功要素の詰まった完成度の高い同ドラマ。期待を裏切らない最終回に“期待”したい。 (文・志和浩司)