【パリ五輪日本代表・笹生優花インタビュー】しっかり準備して“金”目指します!
7月16日、アース製薬との所属契約会見のため日本へ一時帰国した笹生優花に、開催を間近に控えたパリ五輪(8月7~10日、ル・ゴルフナショナル)への意気込みを聞いた。
東京五輪ではフィリピン代表として戦い、9位だった笹生。今回、日本代表としてパリ五輪に臨む。 GD 狙いはやはり金メダルでよろしいですか? 笹生 一番いいのは金メダルなので、それはそうなんですが、何かメダルを取れれば嬉しいなって思っています。 GD 会場のル・ゴルフナショナルの印象は? 笹生 ル・ゴルフナショナルでプレーをしたことはありませんが、以前ライダーカップなど、男子プロの試合をテレビで見た印象はすごく難しそう。ちょっとでもミスをすると、池やバンカー、ラフなどに入ってしまう印象ですね。 GD 以前、ドライバースウィングの目標はローリー・マキロイとおっしゃっていました。それに変わりはありますか? 笹生 そうですね。目標っていうよりはスタッツを見てもマキロイ選手はいつも安定していますし、小さいころからマキロイ選手のスウィングを見て育ってきて、いちばん自分のスウィングに近いと思っているので。それで参考にしている部分はあります。 GD ちなみにマキロイ以外で、男女を問わず、この人のスウィングいいなぁと思う人はいますか? 笹生 いいスウィングしてるなっていうとミンウー・リー選手だったりだったり、コリン・モリカワ選手はいいですよね。 GD 女子でいえば、ネリー・コルダが世界No.1をキープしています。ネリーのスウィングを真似したいとは思わない? 笹生 スウィングを真似したいなっていうのはないですね。彼女は足も長いし、手も長い。自分とが体型が違い過ぎますので(笑)。ボールストライキングが凄く上手なので、色んな意味で憧れの選手ですけど。ネリーさんのスウィングを勉強して、真似したいっていうのは出来ないので、すごい憧れを持っている感じです(笑) GD USLPGAで仲の良い選手はどなたですか? 笹生 仲が良いのはミンジー・リーさん、チョン・インジさんもそうですね。あとセリーヌ・ブティエさんも。住んでいる場所が近い、といっても車で30分くらいはかかりますが(笑)。一緒に練習ラウンドしたり、ご飯食べたりしています。 GD いまおっしゃった、ミンジー・リーやセリーヌ・ブティエはもちろん、色んな意味で憧れるネリー・コルダもパリ五輪に出場します。彼女たちは金メダルを争うライバルですか? 笹生 自分の考えでは、ゴルフは誰か選手がライバルというよりは、コースや自分との闘いだと思っているので、他の選手がどうこうではなく、しっかり集中することが大事だと思っています。出場選手はみんな大会に向けて仕上げてくるはずなので、全員に勝つチャンスはあります。そのなかで私が勝つためには、自分がどれだけ準備をして良い状態に持っていけるか。たとえコースが難しくても、自分が安定してさえいれば楽に感じられるので、まずは自分のゴルフをどれだけ仕上げるか、そこに集中したいと思います。 目標は金メダルだが、あくまでも大切にするのは「しっかり準備して自分のゴルフを仕上げること」 撮影/干川修 ※2024年8月6日号「週刊ゴルフダイジェスト」より一部加筆して掲載
週刊ゴルフダイジェスト