麻薬カルテルのボスが性転換手術を受けて女性に 第82回ゴールデングローブ賞最多8部門10ノミネート「Emilia Perez」3月28日公開
カンヌ国際映画祭で主演女優賞・審査員賞をダブル受賞し、第82回ゴールデングローブ賞でも作品賞(ミュージカル・コメディ部門)、監督賞、主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)ほか最多8部門10ノミネートを果たしたジャック・オーディアール監督の「Emilia Perez(原題)」が、3月28日から公開される。 出演は今年のカンヌ国際映画祭で女優賞をアンサンブル受賞した、ゾーイ・サルダナ、カルラ・ソフィア・ガスコン、セレーナ・ゴメス、アドリアーナ・パス。監督と脚本を手掛けたのは「ディーパンの闘い」でカンヌ映画祭パルムドール、「ゴールデン・リバー」でヴェネチア国際映画祭で銀獅子賞を受賞するなど世界で高く評価されているフランスの名匠ジャック・オーディアール。 メキシコの麻薬カルテルのボスが、性転換手術を受けて女性に生まれ変わるという物語で、トランスセクシュアルのカルラ・ソフィア・ガスコンが主人公を演じ、トランスジェンダーの俳優としてカンヌ映画祭で初めて女優賞を受賞した。3月28日から、新宿ピカデリーほか全国公開。 <あらすじ> 弁護士リタは、麻薬カルテルのボス、マニタスから「女性としての新たな人生を用意してほしい」という極秘の依頼を受ける。リタの完璧な計画により、マニタスは姿を消すことに成功。数年後、イギリスで新たな人生を歩むリタの前に現れたのは、新しい存在として生きるエミリア・ペレスだった。過去と現在、罪と救済、愛と憎しみを絡め、彼女たちの人生が再び動き出す――。