林遣都・吉岡里帆ら出演ドラマ「京都人の密かな愉しみ Blue 修業中」の完結編が放送「他にはない安心感がありました」
林遣都、吉岡里帆、矢本悠馬、趣里、毎熊克哉が、5月28日(土)に放送されるドラマ「京都人の密かな愉しみ Blue 修業中 門出の桜」(夜7:30-9:10、NHK BSプレミアム)に出演する。同作は、2017年からスタートした「京都人の密(ひそ)かな愉(たの)しみ Blue 修業中」 の完結編。桜の季節、満開の華やかさと散り際の切なさが交差する京都の街で、それぞれの師匠から巣立ち、一人前の職人として新しい一歩を踏み出す5人の主人公たちの「卒業」を描く。 【写真を見る】5人が集合した仲良しお花見ショット 同ドラマは、2017年からスタートした「京都人の密かな愉しみ」の2ndシーズン「Blue 修業中」。大文字の送り火、祇園祭の山鉾巡行など、外部には閉ざされた京都人の世界の奥深くに入り込み、たくましく伝統を継承しようとする若者たちの苦悩や喜びを描いた物語。 ■あらすじ 桜の花が京都の街を彩るころ、京野菜を作る鋭二(毎熊克哉)は、パン職人の葉菜(趣里)と結ばれ、うるさ型の葉菜の父(上杉祥三)を説得し、結婚式を挙げ一緒に暮らし始める。庭師の幸太郎(林遣都)は、師匠の清兵衛(石橋蓮司)から、清兵衛自身の庭の手入れを任される。それは、幸太郎(林)に対する卒業試験でもあった。釉子(吉岡里帆)は、かつて志向していた華やかな器ではなく、生活の中で長年使えるような飾り気のない器を作りたいと、父・羊山(本田博太郎)に、火を操ることが難しい登り窯を使わせてほしいと頼みこむ。料亭の東京支店の板長を任されるという話が舞い込んだ甚(矢本悠馬)は、有名な美食家(木場勝己)の宴を取り仕切ることになる。甚(矢本)は、この難題をやり遂げた暁には、長年のマドンナ・唯子(高岡早紀)に結婚を申し込もうという野望を胸に秘めていた。唯子(高岡)は、失踪していた夫(波岡一喜)との関係に決着をつけ、新たな未来へと歩き出そうとする。 ■林遣都コメント 5年前に始まった「京都人の密かな愉しみ Blue 修業中 」シリーズもいよいよ最終章を迎えました。同世代の愛すべき共演者の皆さんとは、この作品で会う度に互いの成長を確認し、常に切磋琢磨してきたように思います。共演を重ねていくうちに、役柄同様、僕たち俳優同士もすっかり気心知れた仲になり、久々に5人が集まった撮影現場には他にはない安心感がありました。源監督が当てがきで描き続けてくださった「若林ケント幸太郎」という僕のフルネームが入ったこの役には、俳優としてだけでなく、一人の人間としての僕の今が詰まっていると思っています。源監督はじめこの作品に携わった皆様、ずっと作品のファンでいてくださった皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。 ■矢本悠馬コメント 自分は生まれも育ちも京都で生粋の京都人ですが、地元のことでも知らない事が沢山ありました。京都で暮らしている時、観光客の方を見かける事があり、当時の自分はわざわざ足を運んでまで来る魅力があるのかなと思っていました。しかし東京に住むようになり、自分の出身を聞かれ「京都」と答えると必ず返ってくるのが「いいなぁ、羨ましい」。それで京都に興味が湧き、お寺を回ってみたり、食事を楽しんでみたり、京都の魅力に惹きつけられました。5年間もこの作品に携われて非常に嬉しく思います。 ■毎熊克哉コメント 本作に出会って5年、いよいよ卒業の季節を迎えました。大文字保存会の方々と何度も山を登り掃除をして、送り火の準備をするところから鋭二のシーンが始まったというのもあって、演じる事よりも、地元の方々と共に呼吸をし、これまで流れてきた時間に思いを馳せる事を大事にしながら役と向き合いました。農家の方と交わした野菜の話、祇園祭では山鉾巡行、旅立ってしまった師匠とのシーン、若者5人での雑談。僕にとって全てが貴重で愛おしく、この先もずっと誇れる作品になりました。若者達の門出を一緒に見届けて頂けたらうれしいです。 ■吉岡里帆コメント 桜ほころぶ春の京都、地道に修業をしてきた5人が遂に旅立つ時がやって参りました。四季の移り変わりの中、それぞれの師匠から学び、受け継いできた技術と感性がどんな形で花開くのか楽しみに待っていて下さい。みんなの青春が詰まった京都での日々のきらめきと、希望的な未来を感じさせてくれるクライマックスとなりました。ぜひお楽しみください。 ■趣里コメント キャストスタッフさんにお会いするのが毎回楽しみで、本当の同級生と錯覚してしまうぐらい居心地が良く、この5年間、葉菜ちゃんと一緒に成長できたらいいなと歩んできた気がしています。今回で最後だなんて、本当に寂しいですが、変わらず5人はどこかで一生懸命、邁進しているはずなのでまた集まって近況報告し合えることを願っています。そして導いてくださった源監督に感謝の気持ちでいっぱいです。