元プロ監督率いる都立校に逸材現る 最速143キロの長身右腕の覚醒に期待
最速143キロを計測する剛速球投手として、夏の東東京大会で才能の片鱗を見せた都立雪谷の渡邊 顕人投手。現在は元プロ野球選手である伊達昌司氏がチームを率いる都立雪谷のエースとして活躍しており、183センチ75キロと少し細身ではあるが、長い手足を柔らかく使いながらも、鋭い体の回転にあわせて腕を振り下ろすのが特徴的な右腕だ。 【動画】注目したい都立3校に密着!183センチ右腕など逸材がこんなにも! 中学時代、東京神宮シニアで3年間プレーする中で、「大谷 翔平投手(花巻東出身)を参考にしてみなさい」という助言を受けて、フォームを固めた。 さらに1年生の冬場にはリストを強化したことで、投手としてレベルアップしたものの、下級生の時期は「気持ちを高めやすい」ということで外野の守備で気持ちを作りながらリリーフの準備する形で起用されてきた。 エースになった現在は先発登板が増えたが、「長いイニングを投げることで、持久力・集中力が高まった」と精神面で大きく成長。その成果もあり、球速も安定して出せるようになるなど、着実にステップアップを踏んでいる。 まだまだ体が出来上がっていない分、伸びしろが多い渡邊。都立の逸材となりうるだけのポテンシャルがあるだけに、一冬越えた時に、どんな投手になっているか楽しみだ。