6月14日は満月「ストロベリームーン」!最も美しく見える時間や方角は?
2022年6月14日(火)に満月を迎えます。20時52分がピークといわれ、晴天で空の環境が良ければ、一晩中月を観測できます。満月が見え始める時間帯や方角など観賞ポイントをチェックして、夏の最初の満月を眺めてみて。
6月の満月「ストロベリームーン」とは?
6月14日(火)に満月を迎えます。満月には月ごとに名付けられたムーンネームがあり、その中で、6月の満月は「ストロベリームーン」と呼ばれます。 ネイティブアメリカンの部族が、月の動きを観察して、農業や漁業、狩猟の目安にするため付けた呼び名といわれており、6月はイチゴの収穫が最盛期を迎えることから、そう呼ばれるようになったのだとか。ちなみにヨーロッパでは、「ローズムーン」と名前が付けられています。 日本語では「苺月」と書き、名前からイチゴ色の月を連想してしまいますね。実際イチゴほどの赤やピンクに染まるわけではありませんが、北半球にある国では、この時期は月が空の低い位置にあるため、普段より赤みを帯びた満月が見られることもあるそう。 必ずしも赤い月が見えるわけではありませんが、少し期待して眺めてみましょう。
ストロベリームーンは、恋愛成就の満月?
ストロベリームーンは、別名“恋を叶えてくれる月”ともいわれており、「好きな人と見ると結ばれる」「恋愛運が上がる」といった俗説もあるのだとか。由来は不明ですが、美しい満月の下で恋が実るなんてロマンチックな言い伝えですね。
見える時間や方角は? 空の見どころもチェック!
月が最大になるのは、14日(火)の20時52分。晴れていれば一晩中美しい月を観測できます。 14日、月の出の19時頃に東南東の空に出現し、真夜中に南へと移動した後、翌15日午前4時35分頃には月の入りとなります。 また、6月下旬は明け方の空に注目を。東から南にかけて、水星、金星、天王星、火星、木星、海王星、土星が勢ぞろいし、さらに月も加わります。その中で見ることが最も難しい水星は、16日(木)に比較的見やすくなります。 東の低空に姿をあらわすので、視界が遮られていない開けた場所で探すのがおすすめ。ぜひ早起きして、にぎやかな空を観察してみてはいかがでしょうか。