賞金ランクトップの平田憲聖は72に「0点」 初の賞金王へ13位で最終日へ /国内男子ゴルフ
日本シリーズJT杯第3日(30日、東京・よみうりCC=7002ヤード、パー70) 賞金ランク1位の平田憲聖(ELECOM)は72と落として通算イーブンパーの13位とした。出だしの1番(パー4)で3パットでボギー先行。その後に立て直したが、後半は3連続ボギーもあり、10位から後退。「0点です。自分の中では本当にいつも通りって感じなんですけど、一瞬の中でちょっとした普段と違う感情があった。いいショットとかいいパットも打てなくて、とりあえずうまくいかなかった」と静かに振り返った。 賞金ランク6位にまで賞金王の可能性が残される今季最終戦。同3位までは優勝が最低条件の中、昨季賞金王の中島啓太が通算11アンダーで単独トップ、10アンダーの2位で片岡尚之、ショーン・ノリスが大きく抜け出しており、苦しい状況となっている。その中で賞金ランク2位の金谷拓実は68と伸ばして通算6アンダーの4位にまで上がってきた。単独4位の金谷と3人が並ぶ13位の平田。現時点の順位で賞金加算すれば、金谷が平田を94万1010円上回って賞金トップに浮上している。 泣いても笑っても最後の18ホール。平田が「明日で1年間が終わる。いいも悪いも1年間あったので、最後いい形で、本当に自分が納得できる形で、いい1日にしたい」と意気込めば、逆転での戴冠を目指す金谷は「どんな状況でもベストを尽くす。いつも通り、自分らしいプレーをやりきたい」と気合十分。白熱の賞金王レースは、いよいよ最終局面を迎えた。