阪神・森下翔太〝3年目の色気〟首位打者&4番の奪取宣言 年俸7800万円で契約更改 OB「可能性は十分ある」
野球の国際大会「プレミア12」で侍ジャパンの4番を務めた阪神・森下翔太外野手(24)が12日、兵庫県西宮市の球団事務所で契約更改。4000万円増の年俸は7800万円(推定)でサインした。来季に向けて首位打者獲りから4番奪取まで俄然、〝3年目の色気〟を見せている。 【写真】プロ1号HRを放ち、ポケットモンスター由来の「ガオガエンポーズ」を披露する森下 今季は2軍落ちも経験したが、129試合出場で打率・275、16本塁打、73打点と成績を伸ばし、虎の元気印は「すごく評価してもらった。若干どの数字も足りなかったが、オフからのアプローチの仕方は間違っていなかった」と笑顔。 さらなる飛躍へ、「自分の中では3年目までずっと結果を残さないと、プロ野球の1軍定着はないと思っている。来年はすごい楽しみ」と自身初のタイトルを照準に入れる。「首位打者が一番獲りたい。高校、大学と自分は率を残せていないので(今後の)課題と思っていた。しっかりと振る! という自分のスタイルを貫いて獲れればいい」と気合十分だ。 さらには侍ジャパンに続いて虎の新4番の座にも意欲。現状ではFA残留した大山が最有力だが、今季のチームでも日の丸でも無類の勝負強さを発揮した自負もある。「いざとなったらチームを助けられる選手になりたいと思っている。4番を打っていた選手が調子悪いなら、それを埋め合わせできるよう準備していきたい」と虎視眈々。 OBからも「可能性は十分あるし、務められるのではないか。大山はピークを過ぎたかもしれないし、調子の波が激しい佐藤輝とともに2人は本塁打数も少ない。侍ジャパンで自信をつけたし、あの物怖じしない性格と勝負強さはうってつけだ」と太鼓判。新生・藤川阪神で新4番襲名となるか、本人ならずとも3年目が楽しみだ。 (岩﨑正範)