川越市ネットカフェで立てこもり42歳男逮捕/埼玉県
川越市のインターネットカフェで女性従業員を人質に立てこもり、逮捕監禁の疑いで現行犯逮捕された42歳の男は「事件を起こせば刑務所に戻れると思った」という趣旨の供述をしていることが分かりました。 この事件は21日夜10時ごろ、川越市脇田新町のインターネットカフェの個室に、住所・職業不詳の長久保浩二容疑者(42)が、22歳の女性従業員を人質にして立てこもったものです。 長久保容疑者は客として会員カードを提示して入店し、自分がいた部屋に隣接する個室に、女性従業員が清掃のために入った際に押し入って鍵をかけたということです。 県警の捜査員がインターホンなどを通じて説得などにあたり、午前3時15分ごろ、部屋に突入して長久保容疑者を逮捕監禁の疑いで現行犯逮捕しました。 長久保容疑者はカッターナイフのような刃物を持っていて「自分の人生に嫌気が差した」と供述しているということです。 女性従業員は保護され、軽いケガをしているものの、命に別状はないということです。 捜査関係者によりますと、長久保容疑者は2012年11月にも愛知県豊川市の信用金庫で立てこもり事件を起こし、人質強要処罰法違反などの罪で、懲役9年の判決を受けていました。 その後、ことし4月に刑務所を出所し、「事件を起こせば刑務所に戻れると思った」という趣旨の供述をしているということです。 県警は、事件に至った経緯などを調べています。
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