長崎ヴェルカ3連勝! 今季2度目、島根に77-73 バスケットB1
バスケットボールのりそなBリーグ1部(B1)第13節は18日、長崎市のハピネスアリーナなどで12試合が行われ、長崎ヴェルカは前節まで西地区の首位だった島根に77-73で競り勝ち、今季2度目の3連勝を飾った。通算10勝12敗で西地区5位に浮上した。 ヴェルカは序盤から相手のゾーンディフェンスに苦戦。リバウンドでも後手に回り、第1クオーターは18-23と先行された。第2クオーターも5分まで2得点。スミスのドライブ、松本の速攻などで反撃したが、9分からミス絡みで連続7失点し、28-38とリードを広げられて折り返した。 第3クオーターも島根ペースで進んだが、33-48の5分から猛追。森川らが4本の3点シュートを決めて一気に点差を縮めた。51-55で入った第4クオーターは馬場、ブラントリーらの激しい守備から速攻を仕掛けて連続得点。3分に60-58と逆転に成功すると、スミス、馬場がドライブなどで勝負強く加点して4点差で逃げ切った。 第14節は21、22日、各地で24試合を実施。ヴェルカはアウェーで茨城と対戦する。 ◎後半12得点 森川、劣勢はね返す ヴェルカは最大15点のビハインドを逆転し、西地区首位を走っていた島根から価値ある白星を挙げた。立役者は後半だけで12得点して劣勢をはね返した森川。「球際の部分で泥くさくやれたからこそ、最後に自分たちのペースにもってこれた」と胸を張った。 第3クオーター5分で33-48。重い空気が漂う中、32歳のベテランは、ここから3点シュートを3本決めて猛攻の起点になった。守備でもルーズボールに体を投げ出すプレーで仲間を鼓舞。67-58の第4クオーター5分に、フリースローを3本成功させて島根の追い上げムードを断った。 21日から始まるアウェー4連戦を前にホームで3連勝して弾みをつけた。24得点のスミスとともにチームを引っ張ったヒーローは「ハードにプレーしていけば、どのチームが相手でも勝機は見えてくる。次もやるべきことに集中して気持ちと体の準備をしていきたい」と自信をのぞかせていた。