「24時間テレビ 愛は地球を救う」の功績と叩かれる理由
毎年視聴者から寄せられる億単位の募金
たしかに、同番組の公式ホームページによると、過去最高となる4年前の19億8641万4252円をはじめ、一昨年が15億4522万6444円、昨年が9億3695万5640円と、毎年多額の募金が集まっているという現実も無視できない。 公共の電波を利用し、国の免許事業である放送事業を主幹とするテレビ局は、公共放送のNHKのみならず、民間の放送局に関しても、一般の企業より“公共性”が求められるとされている。 とはいえ、広告収入を経営基盤としている営利企業である民放局において、チャリティー番組といえども、スポンサーを募らなかったり、出演者のギャラをゼロにしたりするリスクはかなり高い。 「出演者のギャラの件など一部に批判的な意見があるのは重々承知していますが、現実的にはいち民放局としては今の形の番組作りが最良なのかなと思っています」(同関係者) 今年も8月23~24日に放送される「24時間テレビ」だが、さまざまな話題を集めそうだ。