広島長野の後輩がサヨナラ打!井上彰吾の一打でホンダ8強 タイブレーク打順「大会前から決まっていた」
◇28日 都市対抗野球大会第7日 2回戦 ホンダ3x-2ENEOS(東京ドーム) ホンダは延長10回タイブレークでENEOS(横浜市)に逆転サヨナラ勝ちし、広島の長野久義外野手(35)を擁して優勝した2009年以来11年ぶりのベスト8入りを果たした。 ◇ ◇ ホンダは1点を追う10回1死満塁、井上彰吾外野手(29)が、巨人4位指名の伊藤の外角直球を左翼線へ運び、逆転サヨナラ打。タイブレークは1死満塁から選択打順で「僕から行くと大会前から決まっていた。練習試合とは空気が違ったが、初めてという感じはしなかった」。多幡コーチに秘密の極意も伝授され、自信があった。 6回は楽天3位の左腕・藤井のカーブを左へ同点タイムリー。プロ入りする投手2人を打ち、チームの3得点を全てたたき出した。チームは優勝した09年以来の2回戦突破で、そのとき首位打者だった長野は、井上にとって筑陽学園高(福岡)、日大で先輩だ。 「ああいう選手になりたいとずっと思ってきた。長野さんのように優勝したい」。2試合で打率5割、5打点の3番バッターは言葉に力を込めた。
中日スポーツ