横浜DeNA、史上最強の助っ人打者は? 歴代助っ人外国人選手ランキング第1位<野手編> 「マシンガン打線」牽引した二塁手
プロ野球は今年もシーズン開始に向けて各球団補強を進めている。昨季の覇者・東京ヤクルトスワローズを見ても分かるように、チームの上位進出の鍵となるのが助っ人外国人選手の存在だ。近年では、メジャーリーグ経験のある選手も数多く来日し、その存在感は増すばかりだ。今回は、各球団の歴代助っ人外国人選手をランキング形式で振り返り、活躍した選手の傾向を探っていきたい。【DeNA・野手編】 【2021-2022年版】横浜DeNAベイスターズ 現役引退 戦力外通告 自由契約 退団選手一覧 ※成績はチーム在籍期間の通算成績、ランキングはこれを基準に作成。
第1位 ロバート・ローズ
右投右打 内野手 在籍期間 8年(1993~2000) 成績 1039試合、打率.325、1275安打、167本塁打、808打点、16盗塁 8年に渡り活躍を続けたローズ。パワーも兼ね備えた稀代の安打製造機で、「マシンガン打線」の中心を担った。 アメリカ合衆国出身、身長180センチ、体重85キロ。サンディマス高から、1985年MLBドラフト5巡目でカリフォルニア・エンゼルス(現ロサンゼルス)に指名され入団。89年に同球団でメジャーデビューしたが定着はできず、通算73試合の出場で打率.245、5本塁打、23打点、OPS.710にとどまった。 1993年から横浜ベイスターズでプレー。初年度からセカンドのレギュラーとして打率.325、19本塁打、94打点をマークし、打点王とベストナインを獲得した。 以降もその活躍でチームを牽引し、鈴木尚典とともに「マシンガン打線」の中心的存在となった。98年にはチームの日本一に大きく貢献。西武ライオンズとの日本シリーズ第5戦では本塁打も放った。 翌99年には当時の右打者最高打率となる打率.369、37本塁打、153打点をマークし、首位打者、打点王、最多安打、ベストナインに輝いた。153打点は現在でも1950年の小鶴誠(松竹)に次ぐ歴代2位の数字だ。 また史上唯一サイクル安打を3度達成したことでも知られ(1995年5月2日、1997年4月29日、1999年6月30日)、そのいずれもが延長戦に入らず達成している。 在籍8年間でベストナイン6回、最多安打、打点王2回、首位打者、最高出塁率1回など数々のタイトルを獲得したローズ。通算打率.325、通算OPS.933と安定して高い水準を保ったところも印象的だ。
ベースボールチャンネル編集部