旧ジャニと“相性抜群” Netflixに“極太パイプ” 有村架純は「国民的女優」になれるか
細心の演技力
「『海のはじまり』の弥生も『さよならのつづき』のさえ子も心の微妙な動きが視聴者に伝わる細心の演技力が必要です。その点、傷ついた人を笑顔にするような有村の表情は、自然でしかも説得力を兼ね備えています。見ていてつらいシーンが続くのになぜか安心できるのは有村ならではの魅力と言えそうですね」(前出の放送ライター) 「さよならのつづき」同様、有村は2023年2月23日にNetflixで配信スタートした主演映画「ちひろさん」にも主演。主人公のちひろがある日、地方のとある海辺の小さな弁当屋で働き始める。孤独や悩みを抱える人々との触れ合いを描いた爽やかな作品だった。劇中では大胆な下着姿やベッドシーンも披露するなど演技の幅を広げている。 女優としての有村の魅力を見抜いているクリエイターの存在も大きいようだ。制作プロダクション関係者がこう説明する。 「Netflixのプロデューサーとして映像業界の第一線で活躍している岡野真紀子氏が、有村主演作品を強力にバックアップしています。テレパック、WOWOW制作局ドラマ制作部を経て2021年Netflixに入社後、『ちひろさん』、そして今回の『さよならのつづき』を次々と成功に導きました。 2017年放送ウーマン賞、第70回芸術選奨文部科学大臣新人賞放送部門受賞という経歴からも分かるように、“女性の視点”を劇中にうまく取り入れた作風で知られています。有村が演じる女性像は、そのまま現代社会に生きる女性が日々体験する幸せや喜び、そして絶望や苦悩に繋がっている気がします。Netflixに太いパイプがあるのは、今後の出演作にとって大変な強みですね」 有村は2016年の主演映画「映画 ビリギャル」でアカデミー賞優秀主演女優賞と新人俳優賞を受賞。第67回NHK紅白歌合戦の紅組司会者に起用され、翌年、NHK前期連続テレビ小説「ひよっこ」のヒロインにも大抜擢された。さらに第68回NHK紅白歌合戦の紅組司会者に再び起用され、2年連続で司会業をこなした。 「有村はなぜか旧ジャニーズ系のアイドルとの相性が抜群なのです。2016年の紅白司会では嵐の相葉雅紀、17年は同じく二宮和也とコンビを組みました。『海のはじまり』ではSnowManの目黒漣、『さよならのつづき』は坂口健太郎とのW主演ですが、元恋人役は元ジャニーズ事務所の生田斗真です。視聴率が約束されている旧ジャニーズ系の人気タレントからの評判が良く、Netflixからの信頼も厚い有村が“国民的女優”と呼ばれる日もそう遠くはないはず」(前出の制作プロダクション関係者) 私生活での恋人がKing & Princeの髙橋海人であることも報じられた。ドラマ共演で知り合った2人の交際は4年になるという。ドラマ界の“プリンセス”に上りつめた有村の今後に目が離せない。 デイリー新潮編集部
新潮社