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検事、法務大臣などを歴任・山下貴司議員が語る「黒川検事長問題と検察庁法改正問題」(後)

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『月刊エンタメ』に連載中の「井上咲楽の政治家対談」、法務大臣などを歴任した山下貴司議員が登場。全会一致と賛否真っ二つ、山下議員にとって“運命”を感じるある日とは。(6回連載の5回目) 【写真】山下議員にサイン入り著書をもらうイノサクさん >>(4)は下の関連記事から 井上 「#検察庁法改正案に抗議します」というハッシュタグが拡散したこと。芸能人からの発言も増えたこと。その影響の大きさについて、政治家の皆さんは気にされていたんでしょうか? 山下 こういった方々までも反対なのかと受け止めつつ、改正の意図を伝えきれていなかったんだな……という思いが大きかったですね。僕は公務員制度改革チームの座長として、国家公務員法を前に進めるために党内で汗をかいた1人です。だからこそ、「分かりやすく説明していたか?」と自問自答すれば、反省しなければいけない部分はたくさんあるな、と。そういう意味でもTwitterで発信していただくのは、歓迎すべきことだと思いました。 井上 というと? 山下 法改正に関するこの部分の説明が足りていないんだな、こういう誤解があるんだな、とわかるバロメーターになりました。Twitterをはじめ、SNS上で交わされた今回のやりとりから見えてきた問題点について、我々はしっかりと伝えられるようにならなければいけません。説明責任は我々にあるし、野党やメディアではなくて、見てくださっている国民の皆さんに伝わるようにやらなくてはダメだな、と。 井上 そうですね、よろしくお願いします。 山下 とはいえ、現実がなかなか厳しいのも分かっています。僕自身、法務大臣時代に入管法(出入国管理法)でボコボコに炎上した経験がありますから。

12月8日という運命の日

井上 改正入管法の強行採決が行われた2018年12月8日の衆議院本会議。可決したのは午前4時でしたね。私、あのときの本会議、見に行っていたんですよ。 山下 そうなの! 大変だったでしょう。あのときは野党から不信任決議案や問責決議案も出されて、「言語道断」「法務大臣として不適格」と言われ、それでもとことん説明しようという思いで答弁していました。そうしたら今度は、「説明の仕方が偉そうだ」「話が長い」と怒られてね。結果的に審議時間は短くなり、賛否真っ二つのまま強行採決。法案の説明が足りなかった分、絶対にいい制度にしてやると思って3週間後には改正入管法に基づいた100を超える施策をばっと発表しました。でも、僕にとってはあの12月8日は記憶に残る特別な日なんですよ。 井上 そうなんですか? 山下 午前4時に入管法が採決される2時間前、僕が書いて、与野党超党派の仲間を集め、提出した「チケット不正転売禁止法」が全会一致で通っているんです。かたや賛否真っ二つ、かたや全会一致。しかも、8年前の12月8日は僕が法務省に辞表を出した記念日でもあるという。 井上 重なりますね~! 山下 そう。ヘトヘトで本会議場を出た後、なんて日だろう……と思って感動したのを覚えています。 >>関連記事に続く (取材・文/佐口賢作) ▽井上咲楽(いのうえ・さくら) 1999年10月2日生まれ、栃木県出身。A型。『おはスタ』(テレビ東京)の水曜レギュラーほかバラエティ番組を中心に活躍。Twitter:@bling2sakura ▽山下貴司(やました・たかし) 1965年9月8日生まれ、岡山県出身。自民党所属衆議院議員。東京大学卒業後、検察庁検事を経て衆議院議員に。令和初の法務大臣であり、8年で10本の議員立法を実現し、Mr.議員立法と呼ばれる。

月刊エンタメ編集部

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