スタバもマックもほぼ2倍、一風堂は3000円超え? 金銭感覚も狂う米ニューヨークの別世界ぶり
2024年12月、アメリカ・ニューヨークを訪れる機会があった。ニューヨークは約10年ぶり、アメリカは約2年ぶりの筆者。特にコロナ禍後、円安がどんどん進み、現地の物価も軒並み高騰しているとニュースでことあるごとに報じられ、戦々恐々と身構えながらの渡米となった。 【画像】無印良品の定番バウムが2倍どころじゃない衝撃価格 現地で目の当たりにした物価高とともに日本人がニューヨークを旅するとどんな驚きに遭遇するのか、またホテルの相場やアジア人差別の有無などもリポートする。
◆「スタバ」も「ビッグマック」も日本の2倍
まず現地の物価は、日本人にとって想像をはるかに超えるほど高かった。2024年12月現在、1ドル150円前後。朝食に、コーヒーとベーグルをテイクアウトするだけでも10ドル(約1500円)を軽く超える。
▼スタバの定番「ラテ」は約2倍
アメリカが本場のスターバックスでは、定番「スターバックス ラテ」のグランデサイズが5.9ドル(約900円)で、さらに税金(ニューヨーク市の税率は8.875%)が加算される。日本の「スターバックス ラテ」は540円(グランデサイズ、税込 ※店内飲食の場合)なので、税込価格は2倍ほどする。
▼ビッグマック価格は?
マクドナルドはどうか。「ビッグマック」価格は6.29ドル(約960円)で、日本の単品価格480円~と比較してみれば、これもほぼ2倍。ニューヨークに6店舗(うち1店舗はピックアップ専門店)を展開する一風堂の看板ラーメンの1つ「白丸元味」は日本国内では850円で食べられるが、ニューヨークでは20ドル(約3100円)に加えて税金とチップが必要だ。
▼ミネラルウォーターは比較的お手頃?
海外では日本以上に必須となるミネラルウォーターは、市中のドラッグストアで500mlサイズが1.59ドル(約250円)だったが、空港では4ドル(約600円)で販売されていた。 アメリカに限らず、空港は市中より軒並み高値だが、羽田空港の搭乗ゲート前にあった自動販売機で「いろはす」が140円だったのだから、日本の物価が空港でもいかに安いかを思い知らされた。
▼地下鉄・バスも円安で割高感
一方で交通費は地下鉄・バスが1回2.90ドル(約450円)で、基本的に一律料金。初回利用から7日以内に支払い料金が34ドル(約5200円)に達すると、それ以上は無料になるシステムもある。とはいえ、短距離だと割高感があった。