ベネズエラ、台湾を破り22日の日本戦に弾み 好調投手陣は脅威
国際大会「ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12」の2次リーグが21日、東京ドームで行われ、A組を1位通過したベネズエラがB組2位の台湾に2―0で勝利。22日の日本戦へ弾みをつけた。四回に決勝の左越え2ランを放った4番のカルロス・ペレス捕手(34)は「何とか攻撃的にいこうと思った。自分たちは家族のようなチーム。チームメートが喜んでくれてうれしかった」と頰を緩ませた。 ペレスは2015―18、23年の5シーズンにエンゼルスなど4球団でプレーした。メジャー通算17本塁打、マイナーでは通算139本塁打を放った右の大砲。ペレスが引っ張った投手陣はワンポイントを多用し、8投手の〝猫の目継投〟で無得点に封じた。 ロペス監督は日本戦に右投手のリカルド・ピント(30)が先発すると明言し、「多彩な変化球を投げることができる」と期待した。ピントは1次リーグのメキシコ戦、オランダ戦でともに5回無失点と快投。メジャーでも33試合の登板経験がある(1勝2敗、防御率9・07)。 6試合で13失点、2試合連続完封勝利と、今大会は投手陣中心としたディフェンス面が光る。好調の右腕を立て、前回王者の侍ジャパンに挑む。(横山尚杜)