「合同トライアウト」は選手会主導で継続へ 定期総会で決議
日本プロ野球選手会の定期総会が5日、大阪市内で行われ、戦力外選手らが参加する「12球団合同トライアウト」を、来年は選手会主導で開催することを決議した。 01年から開催されていた合同トライアウトは、これまで12球団が持ち回りで運営していた。しかし、近年はトライアウトで他球団での現役続行が決まるケースがほとんどなくなったこともあり、NPB側は今年限りで現行の実施方法に区切りをつける意向を示していた。 総会では、参加選手へのアンケートや、今回出席した現役選手らの意見をもとに「(現役続行を)あきらめきれない選手や(引退への)区切りにしたいという声が多い」(会沢翼会長=広島)として、来年は選手会主導で開催を続けることを決議した。今後は開催地や費用の工面、協賛企業の募集などを進めていく。
報知新聞社